録画してあったベトナム料理に関するテレビ番組を見ました。
番組は2001年に放送されたもので、まだまだベトナムが経済成長する前のもの。
高層ビルはなく、バイクばかりで自動車はほとんど走っていません。
その中で、作家の故勝見洋一さんが、ベトナム料理は日本料理や中国料理に比べると完成度が低いと思うと感想を述べていました。
未完の味ゆえに食べる側が調味料や香草などで自分好みの味に仕上げていくということになります。
勝見さんの指摘はまったくその通りでもあるのですが、ベトナムの人は中国人や日本人、フランス人以上に食のこだわりが強く、自分の味をしっかりもっているということでもあるように思います。
絶対音感ならぬ絶対味覚の持ち主がベトナム人ということではないでしょうか。
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