mixiユーザー(id:1940449)

2022年10月01日16:23

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脳と社会 1



ガザニガ先生 多分おれ自身はこの本は読んでないと思うが
他の本は興味深く読ませていただきましたw

まず 注目すべきは
人間の行動について 彼は私たちが意識だと思っていることは
様々な脳細胞のミクロの部分の活動から選び出されたものであり
それらの結果はマクロとしての人間の行動に反映する
もっと言えば その行動を理由づけする
要するに 人間の行動は脳というミクロの集合体に由来するマクロの現象である
みたいなw
平たく言えば 偶然とった行動に脳で屁理屈を作り出すようにできていると言うことだw

山登りはいろんなことを教えてくれます
新人を連れて岩登りの訓練に行くと 地上20mあたりでパニックを起こす新人がいますw
絶対に落ちても死なないようにロープをつけているんですが
恐怖感から彼は妙な動きをとり始めます
絶対届かないはずのホールドに何度も手を伸ばしたり
はるか遠くにある足場に立とうとします
後ほど聞くと 届きそうだと思ったと言いますw
届くわけねーだろ とかいうと
その時は届くと思ったw と主張します
左脳がその時の行為を正当化しているわけです

まー 小学生くらいの時 よく親に
「屁理屈こねてんじゃねーよ」とか
「言い訳は誰でもケツの穴と同じだけ持っている」
とか言われました
悪いのは自分だと知っているけど なんでそんなことをしたのか自分でもよくわからない
でも屁理屈だけは捏ねるわけです

なんてこともみんな色々経験してる思いますので
ガザニガ先生の言うことも
「左脳の作った理屈だったんだ」なるほどと納得しますw

我々の行動のかなりの部分は 偶然おき得るものです
全部が全部ではありませんがw

しかし ルーティン化されればされるほど何も考えない行動は起きることがあるようです
何かの理由でその行為ができなくなってからも 体はその行為をしようとします
あれっ おれ何してるんだっけ?って思うこともありますし
おれは お茶を飲みに行くところだったんだ と思い込んだりします
特に後者の場合 脳自身がそのストーリーを作り上げるので
本人もほんとにお茶を飲みに行こうと思ったと信じ込んでいます

脳は我々が思うほど 理性的ではありません
特に社会性のある行為で何らかの選択をするとき
ミクロとしての個人の脳は
本人がどれほど正しいと考えていても
それは その選択を選んでしまった行為に対する言い訳でしかない場合が多いようです
その後標準的な学説に基づいた 科学的根拠のある本を読んだり
そういう人と議論をしたりすれば修正も効くのですが
動画で自分の屁理屈と似たような映像ばかりみたり
似たような考えの人とばかり盛り上がっていれば
ますます屁理屈が強化されますw

もちろん世間で一般的な本とかニュースが 何らかのバイアスがかかっている場合もあります
まさに 今の時世は 相手の情報が偏っていると非難し合うことが多いようです
政治的な話題で左右両極端に触れやすいのもそれが原因ではないかと思います
そういう時は 何しろ普遍的に正しいことから演繹するのが 多分妥当ですw

脳は信用できないw
まず これについてよく認識するのがいいみたいです

続く


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