Everything Everywhere All at Once　2022年作品

6.5/10
ダン・クワンダ監督脚本
ニエル･シャイナート監督脚本
ミシェル・ヨー　ステファニー・スー
ジョナサン・キー・クァン　ジェームズ・ホン
ジェイミー・リー・カーティス

マルチバースをネタにした家族映画。
コインランドリー経営で細々生活している中国系移民の一家。
主人公は同性愛者の娘と関係が上手くいっていなかったり、
夫、父親ともギクシャクしていて、いろいろ崩壊寸前。
そんな中、平行世界全体を救うの主人公だと指名され、
戦う相手はマルチバースを横断する娘だった。と
マルチバースという広大な世界を背景にしながら、
繰り広げられるのは家族喧嘩みたいなもの。
崩壊しかけた家族が提示されたら、オチは誰もが予想した
とおりになるのが必然。
一見ユニークな世界を提示しながらも、結果がつまらない。
良くできてるとは思うけれど。
また、マトリックスのように他の平行世界の自分から、スキルを
拝借して戦うのだけれど、主人公はミシェル・ヨーだから、
基本的にクンフー。何をやってもクンフーにしかならなくて、
アクションに工夫がない。
一見よくやっているけれど、絶賛するほどではない。
キー・ホイ・クァン(ジョナサン・キー・クァン)を久々に観て、
｢インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説｣｢グーニーズ｣の無垢な少年が
そのまま大人になっていて嬉しかった。そこは良かった。