mixiユーザー(id:1940449)

2021年12月04日01:54

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チョムスキーに関する想像

国家と宗教を描き続けてきた
その大元の発想はチョムスキーだ

チョムスキーは言語学者として生成文法を提唱する言語学の巨人だ
しかし その生成文法は未だ学会で中心となっているわけではない
彼は社会的発言も多くその内容は左翼からも保守派からも強烈な反感を持たれている
「蛇蝎の如く嫌われている」と表現されることさえある
また 心理学や社会学の論理的根拠となっている「行動主義」に対しても手厳しい反論を行なっている
まあ 言ってみれば世の中の半分以上の学者を敵に回してるわけであるw
よく学問の世界で生きてきたものだw

ただ 最近になって脳科学の一部や量子論方面
 あるいは進化生物学などの方面ではチョムスキーに同調する流れも出てきつつある
いわゆる理系方面だ
チョムスキー自身 日本のチョムスキー言語学の研究者福井先生との対談で
福井「言語学の範囲を超えてますね」
チョムスキー「何言ってんですか これは生物学ですよ」
と言ってのけたw
これには対談している福井先生も
読んでるおれもひっくり返るほどの衝撃を受けた
と同時に全てが繋がった気がした
彼がアナキストである理由も
国家批判を続ける理由も
行動主義を嫌う理由も
それらの行動の理由を誰に聞かれても明確にしない理由も

チョムスキーが自分の研究を生物学だと言ってのけるのは もっともな理由がある
生成文法の基本的な考え方は
人間は生来的に言語構築のシステムをその脳に持っている というものだ
言語の持つ文法は人間が生来的に持っているもので生後に学習するものではない
詳しくはここで述べないが
基本的にはどんな言葉であろうとも
かなりシンプルな脳の反応でその言葉を第一言語として使いこなせるようになる
それが生成文法の極めて簡単な説明だ

さらには 人間があるときから使えるようになった磨製石器や骨角器
道具を作るための道具であるメタ道具
将来を考え予測する能力
そこからくる農耕
違う土地に移って生き延びる能力
そして宗教を生み出し
国家を運営し それに従ってしまう傾向
それらも 言語の発達と同時期に邦画が見られる
時期としては少なくとも7万年ほど前
長ければ十数万年前に起きた人間の脳の変化を原因とする

それらの能力は現代も人間に思考を司っており
例えそれが間違った結論を引き出すものであってもその思考からなかなか逃れられない

それらの考え方は 進化人類学や脳科学では信用できる仮説であるし
おそらくは正しい
しかし チョムスキーはそのことを絶対に言わないw
なぜなら脳科学がまだまだ証拠として提出するには不確かだからだ と思うw
チョムスキー自身は言わないからだ

チョムスキーは自分の説に対して
確固たる証拠を要求する
「デカルト派言語学」という本がある
そこでもチョムスキーは肝心なことを言わない
しかし その題名からチョムスキーが考えていることがおぼろげながらわかる
言語学も確実な論拠を立てられるものでなくてはならない
簡単に言えば
脳科学が確実なものとなるまで
チョムスキー自身は何も言わないのだ
だから 言語学は生物学なのだ

チョムスキーがあるときは左派のような
あるときは保守のような思想を本にするのも
全部全部生物学であり
生成文法と同様に政治も宗教も全て人間がそう考えてしまいがちなシステムのそっていると考えればその理由はわかる

要は 宗教と国家は同じ原理であり
立憲主義の憲法とは国家という宗教の経典なのだ
かけ離れてるように見えるが
生成文法と政治的主張は同じであり
チョムスキーはだからこそアナキズム を主張するのだ
政治も宗教も脳の働きによって生み出される生物学なのだ

全てのシステムは一つの原因に起因する
N1という言い方をするが
脳の中でそのように考えてしまうのは
脳が最後に進化した部位 またはニューロンの繋がり方による
多分 おそらくは それがゴールの一つだ
まあ そこまで行くのはまだ数十年以上かかるだろうし もしかしたら行き着けないかもしれないけれどもw

では チョムスキーが考える政治主張とはなんなのか
多分 それ自体が生物学としての政治をチョムスキーが考えた結果であるだろう
簡単に言えば 自由と平等だ
なんだそんなことと思う人もいるかもしれない
しかし自由は多様な食物を得て場所を移動する基本的な脳の思考にあるもので
平等は群を適切に維持するための能力だ
おそらく その能力を持たない人類は淘汰され
子孫を数多く残すことはできなかっただろう
自由と平等は近代の思想から生まれたものではなく
人類の文明以前に生まれたものだ
なぜ自由平等でなければならないかという理由は明確には説明できない
しかし 基本的には脳に記憶された有史以前の生物学上の「そう考えてしまう」思考である
チョムスキーの思想はその思考に順接なものである
そして 政治そのものは
宗教的な影響を受け ともに脳から出てきたシステムであるにもかかわらず支配するための手段としての側面が強くなる
それは結局自由と平等を阻害するものになる
よってアナキズムという支配するための方策をできうる限り少なくする必要がある
と チョムスキーは考えた
のではないかなあと思うw

しかし チョムスキーは多弁なくせに大元の原理だけはいいわないw
意地の悪いじじいであるw
したがってここに書いたことは
おれの想像にすぎないw
しかし 彼から教えられたと考えていることは
非常に面白く 想像は限りなく広がっていく


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