原題 Benedetta
8.5/10
ポール・ヴァーホーヴェン監督脚本
ヴィルジニー・エフィラ ダフネ・パタキア
シャーロット・ランプリング ランベール・ウィルソン
中世のペスカラにいた修道女Benedetta Carliniの伝記映画。
ベネデッタは修道院でキリストの幻視や、聖痕があらわれたりして、
修道院長に上り詰めるが、その傍らでレズ行為に耽り、
もとの修道院長で宗教に懐疑的なシャーロット・ランプリングに
疑いの目を向けられる。
宗教的な法悦と世俗の快楽が完全に地続きになっていて、
ヴァーホーベンの宗教観と人間賛歌が込められていて、
すんなり自分に入ってきた。
宗教の権威者達が主人公に異を唱えても、それを跳ね返す
主人公のとてつもないパワーに、ヴァーホーベンのフェミニスト
ぶりを改めて確認。
「氷の微笑」「ショーガール」「エル ELLE」等の強い女性が、
ここにもみられた。
シャーロット・ランプリングの熱演も良かった。
ログインしてコメントを確認・投稿する