2020年イギリス映画。
WOWOWで見ました。こういうタイトルを見るとやっぱり見てしまう。
そうしたら、原題はArthur & Merlin Knights of Camelot…つまりアーサー王と魔法使いマーリンと円卓の騎士の物語らしい。ますます好物。このタイトルでは全然わからないんですが…。しかも、昨日の日記に書いたマクミラン・リーダーズでアーサー王と円卓の騎士の話を読んで、どっぷりその世界にひたっていたのでした。
しかし物語は正攻法のアーサー王物語ではありません。アーサー王物語としては終わり近く。アーサー王が戦いに出てキャメロットにはモルドレッドとベデヴィア卿が残されました。そうしたら、モルドレッドは円卓を破壊し、玉座を作ってそこに座り、自分が王になると宣言しました。そして反対するものを粛正し、アーサー王の元には刺客を送る。さらに王妃グウィネヴィアを幽閉した上、自分と結婚しろと迫る。
アーサー王と、ランスロットをはじめとする騎士たちは、無精ひげだか本当にひげを生やしているのか中途半端なむさくるしいおじさんたちで、アーサー王もその中に紛れて同化しています。もっと堂々とした王様らしい雰囲気とかないの?画面は暗めで、うっそうとした森などかえってリアルな中世の時代を感じさせます。
刺客に狙われモルドレッドの陰謀を知ったアーサー王は、騎士たちと共にキャメロットに帰ろうとします。身を隠すために馬を置いて、バラバラに徒歩で目立たない道を選び、キャメロットで落ち合うことを約束して。
キャメロットではグイネヴィアが婚礼の日を定められてしまう。
果たしてアーサー王と騎士たちはモルドレッドの陰謀を阻止できるのか?
途中うっとうしくてしんどくなることもありましたが、最後はアーサー王が立派に王者らしくふるまい、やっぱり王とはこういう者でないと!と思いました。こういう人だから皆も付いて行くんだろうな、と思うような。
なので、とりあえず満足しました。
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