何かっちゅーと三島を持ち出すのは悪い癖だw
でも 誰かが言わないと三島の思想は消えて無くなる
そう遠くないうちに
世間で言われているように 三島は国家主義者でもないし軍国主義者でもない
逆に強烈な民主主義者で議会制民主主義の支持者でもある
三島の思想が学問の世界やインテリ層に受けなかったのは
その行動に原因があって
テロを容認する心情的なものにある
一人一殺の行動主義が 学問の領域を超えてしまっていた
そしてそれは 陽明学や日本古来の思想というより
オリジナル性の強い近代思想から生まれたものである
彼が恐れたのは
政治のエンターテイメント性で
「政治に対する真剣さ」
が 彼の求めたものだ
「君は思想があるのか じゃあその思想のために死ななきゃならん」
彼はそう言って
命を賭さないのであれば それは思想にあらず
との思いを表に出した
政治思想は真剣なものでなくてはならず
ただ 時の政府を批判したり
一時だけ文句を言い あとは忘れて世俗の生活をする
そんなものであってはならず
止むに止まれぬときには自身の生命と引き換えに
思想の異なるものの命を断つ
そんな覚悟を持たなければ思想を持ったとは言えない
そういう「真剣さ」が政治には必要である
との考え方に寄り添っていた
「それじゃあ ことあるたびにテロが起きて政治が不安定化するじゃないか」
との言葉には
「そんな人間なんてそうそういませんよ」
と言ったという
ありそうでないテロ行為
そういう行動を彼は前提とした
実際にはテロ行為は起きないとの前提である
だが 概念として存在し
政治に真剣さを求める
そんな思想だ
ネット時代にあって誰もが思いの丈を政治にぶつける
愛分からずの自称保書とリベラルの醜い争いもたえない
でも大部分が
実はそんなことはどうでもいい
政治的発言がどんどん軽くなっていく
もう一度 三島の思想を噛みしめてみるべきだろう
ログインしてコメントを確認・投稿する