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2020年12月24日00:31

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阿波の一宮

四国八十八箇所霊場第十三番は大日寺ですが、明治の神仏分離令以前は向かいの一宮神社が札所でした。
江戸時代の八十八箇所は必ずしもお寺とは限らず、神社の場合もありました。
さて、阿波の国の一宮調べると4つの神社が上がってきました。
まず大日寺の向かいの一宮神社。
次に神山町の上一宮大粟神社。
こちらは一宮神社の親のような存在で、上一宮大栗神社があまりにも山深い場所にあるので、平安時代により国府に近い場所に分祀されたのが現在の一宮神社なのだそうです。
それでは上一宮が寂れているかというとそうでもなく、今も篤い信仰を集めています。
また、八倉比売神社も一宮とされています。
こちらも国府に近く、しかも一宮となっています。
創建されたのは一宮よりも古い奈良時代です。
最後に大麻比古神社。
こちらは鳴門市の第1番霊山寺に近い場所にあります。
阿波の一宮では創建も古く、社格も最も古い神社です。
一説によると室町時代に阿波の守護だった細川氏の館が近かったことから、こちらのほうが一宮に定められたという話もあります。
何がなんだかわかりませんが、神社の世界はそういうややこしいところがあります。

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