mixiユーザー(id:28703480)

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2020年07月13日05:51

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ハナミズキ

その昔、「ロックは死んだ」といったパンクのオピニオンリーダー、セックス・ピストルズのジョニー・ロットンはロック以外ならなんでもいいとパブリック・イメージ・リミテッドというバンドを作って、ジョン・ライドンに改名した。

この「ロックは死んだ」っていう言葉が単なる自暴自棄な若者の戯言であるならば、そんなに重みを持たなかったであろう・・・

この言葉は実は宗教批判とニヒリズムの提唱者、哲学者フリードリッヒ・ニーチェの「神は死んだ」に擬えていたのだ

♪

また、ジョン・ライドンはパブリック・イメージ・リミテッドの歌の中で、人間の神に対する依存を揶揄して「人間が頼るGOD（神）なんて逆さに読めばDOG（犬）じゃねーか？」といった。

まあ、世界人口の９０％以上が何らかの神を信じているのだから、それは人々の心を逆撫でる言葉であり計算づくだっただろう

当然「神聖なる神が犬と同等なんてけしからん！！」って大半の人がイラつくであろう一方でジョン・ライドンは「おいおいちょっと待てよ・・・犬だって生命がある尊い実存なんだぜ！！あんたの信じる神ってヤツが犬より尊く神々しい存在であるのなら証拠を見せろっていうんだ！」とあざ笑う(￣▽￣)

ちょっとイントロが長くなった。
書きたいのは別にパンクやポスト・パンクの事じゃない。
ウイズ・コロナとアフター・コロナの話だ。
コロナ禍の中で自然災害がやってくる。

それは誰の仕業か？

それは自然現象であり、或いは無慈悲な神の仕業かも知れない。
もっと敬虔な信仰がある人ならこれは神の試練であり、神は越えられない試練を我々に与えることは無いのだ！！と祈るかも知れない。

一応子供の頃、洗礼を受けクリスチャンネームも持つがそれ程信仰に熱心ではない僕はこう考える。
神や自然っていうヤツは「差別」「区別」なく圧倒的に平等であり、人智の及ばない存在だと思う一方で・・・

人間は神より優れている点があり、それが「分別」だと思うのだ。

例えば「雨憎し」「川憎し」「海憎し」「大地憎し」「コロナ憎し」「原発憎し」「夜の街憎し」或いは「東京憎し」と散々嘆く一方でそれらが齎してくれたありとあらゆる恩恵をちゃんと理解・認識できる点だ。

アメリカの神学者ラインホールド・ニーバーという人の祈りというのがある。

曰く「神よ！我に与えたまえ！変えられるものを変えていく勇気を！変えられないものを受け入れる冷静さを！そしてそれらを見分ける聡明さを！」

それこそが僕は「分別」と考えている。

ウイズ・コロナの街を行く・・・
一青窈さんのハナミズキを口ずさみながら

もうこのコロナ禍っていうヤツはいつまで続くのか？

ジョン・ライドンならこういうねψ(｀∇´)ψ
永遠なんていうヤツは分別のない神に御誂え向きだ！んなもんは神に任せとけ(￣ー￣)

人間って必ず死ぬでしょう？致死率100%だ。
だけど人類ってずっと続いて来たでしょう？
それが人間の分別の根源だと僕は考えているんだ。
どんな人間だって一生懸命、自分の持分を精一杯生きる。

薄紅色の可愛い君のね、果てない夢がちゃんと終わりますように