教王護国寺（東寺）
真言宗
開山・開基 桓武天皇 延暦十五年（７９６年）
いわずと知れた京都を代表する古寺です。
中世には全国各地に広大な荘園を持つ大荘園主でした。
岡山の新見駅に降り立ったときお坊さんと若い女性の銅像があります。
お坊さんは祐清、室町時代に新見荘の代官として都から送り込まれた人物だそうです。
祐清は地元民との軋轢で殺されてしまいます。
若い女性は祐清の世話をしていたたまがき。
どんな世話をしていたのかつまびらかではありませんが、新見市もなかなか粋なことをやるものです。
そんな栄華を誇った東寺も第二次大戦直後にはお坊さんが二三人というレベルにまで零落しています。
その後盛り返し、今は「東寺さん」として京都市民からも親しまれ、多くの信仰を集めています。
これぐらいのお寺になるとたいしたもので、弘法大師や大日如来など信仰対象や目的別にご詠歌が五つもあったりします。
もちろん薬師如来バージョンのご詠歌もちゃんとあります。
輪王の 深き誓いの 護国寺に
瑠璃の御法の声ぞ絶えせぬ
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