浄土宗西山禅林寺派
霊場本尊 聖観音菩薩
創立 (平安時代)
西光院は最近本堂を建て直したのか、新しくきれいなお寺です。
常にご住職がおられるとは限らないそうですが、たまたまこの日はおられました。
観音霊場なので目的は観音様ですが、やはり正面のご本尊に目が奪われます。
身の丈が同じ高さの阿弥陀如来が二体。
山号の二尊院はここからきています。
嵯峨に二尊院というお寺があり、そこも本尊は二体。
ただし、そちらは阿弥陀如来と釈迦如来でペアとなっています。
西光院の二尊はもともと別のお寺でまつられていた阿弥陀如来像が縁あってここで仲良く並ぶなったというわけで、やはり正式には阿弥陀と釈迦の組み合わせということになるようです。
そこでお寺では釈迦如来もおまつりして本来の二尊の意味にもかなうようにするのだとか。
ご住職はまだ若く、お寺のあり方についても前向きな考えをお持ちの方のようでした。
お参りを終えて辞去する際に、ご住職が読経を始められました。
その朗々とした美声は、どこまで耳に残っていました。
常ならぬ浮世のことは仇なれや
西の光と聞くぞうれしき
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