京都市北区は名刹が多いところ。
宗派では臨済宗が目立ちます。
京都の臨済宗は南禅寺や相国寺などの官寺系と妙心寺や大徳寺など在野系に大きく分かれます。
前者は京都五山を名乗り、高い格式を誇っています。
いずれも皇室や足利将軍家、摂関家の帰依を受けてきました。
在野系は地方の大名や豪商などがスポンサー。
実力は後者のほうがあるかもしれません。
北区にある大徳寺も塔頭ごとにスポンサーが異なります。
その中でも総見院は織田信長の菩提寺。
ふだんは非公開ですが、折をみて特別公開されます。
ここの目玉は織田信長の木像。
そんじょそこらの肖像彫刻とは違います。
本能寺の変の一年後に執り行われた葬儀の際に造られた２体のうちの１体です。
残りの１体は遺体の代わりに火葬されています。
本物の信長と生き写しに作られた像の絵葉書が売られていました。
受付の人の話によると、参拝者の要望が強く先ごろ便利堂で作ってもらったそうです。
限定版の貴重な１枚をゲットして投函することができました。
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