昨日は台風19号が関東地方を襲った。
事前に、大型で勢力の強い台風が上陸することが分かっていたので、対策も済ませることができる。いつ起きるか分からないのが自然災害だが、台風は何日も前から予測できるのだということに、今さらながら気付いた。
12日(土)はもともと仕事の予定だったが、当然中止とする。相手先と調整して代替日を決め、関係者全員に中止を通知する、というのが前日の重要な仕事のひとつとなった。(こちらも休日出勤がなくなって、よかったけどね。)
帰宅時 (20:00頃) には川崎駅周辺のコンビニは、食料品はほぼ売り切れ状態であった。しかし、自宅近くのコンビニは、普段より少な目といった程度であった。都心部はともかく、郊外の住宅地では「買い占め」騒動は意外と起きていない? 家には数日くらいなら過ごせるだけの食料や水はあるが、万が一長期籠城になった時のために、保存食(カップラーメン)を少し買っておいた。
12日(土)は朝から雨だ。だんだんと雨が強くなっていく。鉄道各線は昼くらいまでに順次運休することを前日から発表しており、実際午後にはほぼ全線で運休となったようである。川崎市も本日のゴミ収集は行わない旨、通知していた。
午後には次第に風も強くなってきて、夜になると暴風雨が吹き荒れた。
もちろん、私は一歩も外出しない1日となったが、外を見ても、人も車もほとんど通らず、ひっそりと静まり返っていた。スマホでは大雨特別警報などのアラーム音が頻繁に鳴る。
TVのニュースを見ていると、一部のダムで緊急放流を検討、あるいはすでに開始されているとの話もあり、滅多にないことが起きているのだと実感する。洪水調節方式ダムでは、流入量が増えても流出量が変わらないように調節している訳だが、ダムの貯水量が基準値を超えると、ダム決壊を防ぐために緊急放流、すなわち、流入量=流出量の放流をするのである。
城山ダムでの緊急放流も、相模川下流への影響がなかったことが今日分かったが、おそらく絶妙な調節がされたのだと思う。ダムがなければ、全ての河川が「緊急放流」だった訳で、それを考えるとおそろしい。「脱ダム宣言」とか言っていたおかしな知事が、以前どこかにいましたっけ?
(余談だが、ダム放流のニュースが出るたび、ここのダムコンや放流警報はどこのメーカかなと考えてしまうのは一種の職業病か。)
しばらくすると、雨風も弱くなりピークが過ぎたらしいことが分かる。停電もなかったし、外出さえしなければ安心な、結局はいつもの自宅休養日と変わらない一日なのであった。
今朝は風はまだ強いものの、空は快晴の青空。しかし、鉄道各線は朝から動いていないところがほとんどで、安全確認が出来たところから順次運転再開するという。近所の一番近いコンビニには「13日は10:00 開店」との貼紙があった。二番目に近いコンビニは開いていたが、昨日の売れ残りを売っている状態で、今日の商品はまだ入っていないようだった。
いつものとおりの日常に戻るのは昼過ぎだろうか。
被災地では、復旧にかなりの時間がかかるところもあるが、一刻も早く日常に戻ることを願う。
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