京都の絵葉書巡り第１号は平安京以前の京都を象徴する広隆寺を訪れました。
広隆寺は京都盆地を開拓した渡来系氏族・秦氏の氏寺です。
第２号は平安遷都をしのばせる場所ということで東寺を訪れることにしました。
東寺の境内地は現在も平安京造営時とほとんど変わらないという奇跡的なお寺です。
東寺がかもし出す雰囲気は、歴史が古いだけに京都よりも奈良のお寺に共通するものがあるように感じられます。
東寺は仏像の宝庫。
絵葉書も仏像のものが各種そろっています。
その中で今回は兜跋毘沙門天の一択。
それというのも東寺の兜跋毘沙門天は平安京の入り口とでもいうべき羅城門の楼上に安置されていたと伝えられています。
平安遷都の頃のものはほとんど残っていないことを考えると、奇跡的な存在といってよいでしょう。
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