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2019年04月15日00:28

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旧新橋停車場

今回東京に行くに当たり、宿泊地として選んだのは新橋でした。東宝劇場から意外と近そうだったこと、渋谷へ行くにも地下鉄1本で行けることなどです。

それで、新橋駅を降りて改札を出たらまず目に飛び込んできたのはSLです。そこではたと気が付きました。新橋は日本で最初に鉄道が通った駅だ!

そうしたら、駅の反対側にはもともとの新橋の駅の跡地があるらしい。
ということで見に行ってみました。
そこは旧新橋停車場と言う名前で博物館になっていました。洋風の近代建築っぽいですが新しい感じがします。昔の駅舎を再建したそうです。

新橋停車場は1872年10月14日に開業しました。その時に造られた駅舎はアメリカ人R.P.ブリジェンスの設計。
1914年に東京駅が旅客ターミナルの中心となり、新橋停車場は貨物駅になりました。現在の新橋駅は当時の烏森駅が名前を変えたものだそうです。新橋停車場の駅舎は関東大震災で焼失しました。

貨物駅の役割が終了したのち、発掘が行われ当初の遺構が調査されました。そして駅舎とプラットホームの一部を復元したのです。
今では企画展示室が設けられ、様々な展示が行われています。私が行ったときは貨物輸送の歴史が展示されていました。鉄道は本来大量の物資を輸送する手段として開発されたものです。貨物の輸送は鉄道の重要な役割です。鉄道による貨物輸送がどのように発展していったかがわかりました。道路が整備されてトラック輸送が増加するにしたがって鉄道による輸送は変化していきましたが、今でも鉄道は重要な輸送手段です。
…なるほど。

駅舎内には発掘された旧駅舎の石積みなどが見られるようになっています。昔のプラットホームは石積みだったんですね。そういえば、南海本線の浜寺公園駅は古い駅の構造が今でも残っていますが、ホームを見ると石を積んであるのがわかります。そのほか発掘された駅の備品なども展示されていました。
再現駅舎の裏にはホームと線路が一部再現されています。0哩標識もあります。

思いがけずおもしろいものに行き当たりました。
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