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2018年07月03日20:50

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イン・ユア・レター

小沢健二さんの天使達のシーンという歌にこんなフレーズがある。

金色の穂をつけた枯れ行く草が風の中で吹き飛ばされるのを待ってる。

このフレーズに触れた瞬間に衝撃が走った

時間の経過・・・吹き飛ばされて待つ先に在るのは死である。
死を待つのと同時に新しい種子が旅立ってゆくのを待っているのだ。
文脈からそれを楽しみに待っているかのように感じるのだ。

この歌詞は夏に始まる。

海岸を歩く人達が砂に遠く近く足跡を付けてゆく。

過ぎてゆく夏を洗い流す雨が降るまでの短すぎる瞬間。

まあ・・・ちょっと書きたい事と趣旨は違うんだけど・・・随分とこの歌に励まされてきた

自分の中のアンセムなのだ(*ﾟ▽ﾟ*)
そしてこの歌の世界をビジュアル化したいなぁ～と常々考えている。

とりあえず、何を信じていいのかわからない７年前・・・
自分の直観を信じて・・・そう、好きなアートや音楽とともに生きてきた

アートや音楽が何の足しになるのか？
或いは金だってアテになるのか？はたまた義援金はちゃんと使われているのか？

そう、別にアートや音楽ばかりやってきたわけじゃないけどね(*ﾟ▽ﾟ*)
佐野元春さんや小沢健二さん・・沢山のロック、たまにはジャズやブルースやボサノヴァ、レゲエ、ヒップホップ・・・いつも身近に音楽があった。

義援金詐欺やインチキ復興NPOなんか様々な問題を孕みつつ・・・紆余曲折を経て・・・

この街はやっとここまで・・・
ここまで来たって話だ

さっきオザケンの言葉に「触れて」と書いたけど・・・

アートの力って僕は凄いと思っていて・・・例えば、写真で立体感を表現しようとすると絞りだの高価なレンズをと・・・レンズ沼とかにずぶずぶと・・・みたいにと・・・カメラ好きにありがちなのだが・・・それは結局、写真というフレームワークの中の発想で・・・

アート的な発想をすると・・・

こんな具合に実際の写真で、立体を表現する事が出来る。
そんなもん写真じゃねー

とか王道じゃねー、邪道だ

という声もあるだろうが、王道でも邪道でも別にいいのだ。そこに道理があり、成果にたどり着くならば

結構、当たり前なんだけどアート的な発想は侮れない。
コロンブスの卵だったりするのだ(*ﾟ▽ﾟ*)

こういう発想って実は復興の過程でかなり色んな場所で使われていて・・例えば高床式の学校だってそうだし・・・だって４階建ての高床式の学校なんて普通じゃないだろ？

或いは、ずっと高台移転派と地元に戻る派との対立に決着をつけたのだって、「ならば海の近くに盛り土をすればよい(￣ー￣)」というパラダイムシフトだ。
これはアート的にいうとコラージュやアサンブラージュの手法だ。

例えば山を切り崩して高台にある住宅地ならいっぱいあるけど、街全体を嵩上げするなんて・・なんて大胆な・・・

そういえば、まだまだ珍しい小中一貫校の設立だって、マッシュアップのような極めてアート的な発想だ。

アートの主成分は発想だと思う。
そしてそれは既成概念を壊すと同時に、思わぬものを結びつける不思議な力を持つと思うのだ。

パンクスとバレリーナだって違和感なく調和できる。