いやあ
自分の ろくに検証もしていないことを書き綴るのはなんて気持ちいいんだろう
きっと 自分の中のどこか奥の方に
この一万年前にこの島に生きていた人々の痕跡があるに違いない
そう思うと自分が何を見てどう感じているのか
本当にそう感じているのかどうか
自分を邪魔しているものは何だと思わずにいられない
おれらはどんな檻に入っているのか
本当は 鉄器がいつ普及したのか
稲作は 焼畑は 粘土はどこから
石斧は どんぐりは
そういうことは限りなくドウデモイイ
一万五千年前にどこかこの列島の北のほうで
誰かが縄文の文様を選択し
それを遠く離れた人々が何やら難しげな顔をして手に取り
少し重さを確かめた後
自分の中にそれが元々あったことを知る
そんな彼らの心の動きが
一万年を経た 今この島の住人にもある
少なくともおれにはあることが一番大事なことだ
明らかなのは
あの時の形は全く異質で別世界のものではなく
この奇妙な形の存在を全く知らないままでも
おれらの心のどこかにあるということが
今から千年後のこの島の住人にもあるだろうということが
とても大事なことだ
なんで大事なのか全然わからないけどw
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