おれは図書館こそ社会を支える礎だと思っている
図書館さえあれば
たとえ貧しくとも苦しくとも
なんとかなると思っている
ミャンマーの青年の話を読んで
この青年をヒーローと呼び 誉めたたえる共同体は
可能性に満ち満ちている
図書館の機能として重要なものは
人々を圧倒する物量にある
個人としての知などおよびもつかない知が
そこに現存すると言うことを知らしめるというものだ
古今東西の書が無言のうちに無知の知を叩き込む場所だ
ちまちまとパーソナルな知を個人のうちに溜め込むことの無意味さを思い知る場所だ
小手先の批判など受け付けない事を物量を以て圧倒されるべき場所だ
と同時に
安定感のあるベーシックな正しさを受け取る場所でもある
何を正しいと看做すべきか
先人は何をどう決定したのか
物語はどういった結末を迎えるのか
そして重要なのは
それらを読んで何が正しいのか決定することではなく
決定できないことを知ることを
物量をもってして悟らせる場であるということだ
昨今はネットの情報がそれに代わると言われているが
多くの場合 検索エンジンによって
似たような傾向の言論を集め読み
短い文章で自分にとって望ましい結論を得てそれでよしとする風潮がある
それは ネット情報の限界というべきもので
情報解釈にとって悪だ
すべては知りえない
それが図書館の伝えるべきことだ
記事の彼の図書館は小さいかもしれないが
きっといずれ大きくなる
それを支える人とともに
発展していけばいいと思う
■ミャンマーにある「返さなくたっていい」図書館 「小学校中退」館長の決意「この国はまだ貧しい」
(ウィズニュース - 01月22日 07:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=4952969
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