mixiユーザー(id:1940449)

2018年01月15日18:02

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「火山で読み解く古事記の謎」追記

本の中で作者はあくまでも控えめで
様々な諸説のなかの一つであり
本人もこのような仮説を書くほどの専門性を持ち合わせていない事を強調している
文字としての記録がない時代についての論証は
どこまでいっても想像でしかないが
逆に言えば
そういう世界については正統派の学問の世界は迂闊な事は言えない
「面白さ」だけで突っ込んで行けるのは
素人の世界の独壇場ではあるw

それだから というのもなんだが
この火山崇拝説というか
火山鎮魂説というのは妙にしっくり来ると感じる
文字による記録が絶対である古代研究の限界がそのベースにあり
いわば状況証拠からの推論は実証主義的ではない
では
今日主流となっているアマテラスが農耕を中心とした太陽崇拝文化の象徴であるとは
想像ではないのかといえばこれまた結構怪しいw
古代の宗教的感覚など
どんな方法論でもわかろうはずもないw

火山灰土においては
一年草の穀物や根菜類は栽培は難しい
一旦火山灰に覆われれば
それが長い年月を経て
山から流れ出し
沖積土となって堆積しなければ集団的な農業には不向きだ
しかし 火山灰は既存の堆積土と混合すれば樹木はよく生育する
栗やシイやドングリはよくとれ
その他の山草類もよく育つ
そういった半採集的な農業が発達した縄文を経て
やっと沖積した土が出来てきた頃に水稲が普及して
稲作文化が栄え
その影響が弥生後の古墳時代に繋がっていくという見方は自然だ

植え付けや種まきをしない農業に
太陽神は重要ではない
星の運行もしかりだ
暦や占いは発達しない
そういった世界では
数学や文字による記録自体が重要ではない
それよりも 空を覆う噴煙をあげ
土石流が地を覆う火山の方がはるかに関心度は高かったとしても
なんら不思議ではない

採集から定着した農業へという
文明発達史観は そういった採集と農業が並立した時代をなかなか認めにくい
当然 稲作以前の日本列島は原始時代に毛の生えたような文化レベルだという通説は力を持ち続けている
しかし
相当数の人数と集落を維持しながら
一万年以上もこれといった文化的発展を持たず
ややこしい形の土器と
まんことかおっぱいを泥人形に描いて喜んでただけなんていう民族は
この世界史のどこにも他に存在しないのだ
しかも発掘された多くのその時代の骨は
栄養不良の痕跡がほとんどない
食うに困らず外敵も少なく
気候に恵まれていたのだとしても
石でチンコ作って 泥でマンコ作って
うふふ とか隣のやつを肘でつついて喜んでるだけの生活を
一万年も続けられるだろうか?

続けたんだろうなあ ご先祖様はw
誇らしいような ちゃんとしろよと言いたいようなw
心配事は火山だけ
その遠い記憶が
現在の天皇をして被災地に赴かせ
軍隊は土石流を掘ったり津波の災害復旧に勤しんでいる
とかまでいくと言い過ぎだが
やっと農業に本腰を入れられるようになった弥生以降に
行き場の無くなったアマテラスやスサノオが
まー 農業の神様っつーことでええかな?
みたいに変遷していったというのは考えらえれなくもない
確かにそう考えれば
古事記にある不自然な記述も
ほとんど納得のいくものになる

この辺りの学説は 今後
どんどん変遷していくんだろうなあw
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