mixiユーザー(id:1940449)

2018年01月01日11:22

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なぜエベレストに登るのか?について

実力的に一流と言われる登山者にとって
エベレストは大した魅力ではない
天候にさえ恵まれれば サポートを受ければ素人に近い人たちでも登れる山の一つだ
しかし 彼らはエベレストに魅力を感じる
金が手に入るからだ

世間はとかく誤解しがちだが
「山屋」と言われるような人々は求道的で立派な人格者などではない
多くが半分サイコパスみたいな性格異常者だ
少なくとも それにはまっているうちは
山以外は限りなくどうでもいい社会生活不適合者の集まりだ
当然 まっとうに働けないような人も多い
命のやり取りがないような事がバカバカしくて続けられない
だから金がない
大きな山に行くにはスポンサーをつけるしかない
スポンサーをつけるには
誰もが知っている高い山に登り続けるしかない
だからエベレストに行くことになる
エベレストに単独無酸素で登るった時に着ていたウエアの方が
それよりはるかに高い難易度の壁を登ったウエアより売れる
だから金になる
そこにスポンサーが付く

しかし そこまで考えて 行動できる「山屋」はごく稀だ
大部分はそういうマネジメントに無関心で
憎んですらいる できないからだ

大部分のスポーツがそうであるように
30代も後半になれば力は落ちる
息切れがして空を見上げて限界を知る
そこで生き延びてしまった自分を蔑む
死ななかったということは
もっと登れたのに挑まなかったという事実を指し示している
臆病な自分が嫌になる瞬間だ
それまで自分を支えてきた何かが消える
やってきたことのレベルに関係なく
誰もがそのレベルなりに思うのだ

それでも諦めきれずに死ぬ連中と
諦めてひっそり生きる連中に分かれる
「ああ 親も兄弟も妻も子供もいなければどんなに良かっただろう」
と必ず一度は口にする
何度聞いたことか
でも死ねない 続ければ確実に死ぬことになる
臆病者はそう思いながらその後の人生を歩くしかない

死の危険からの生還は
人にとってこの上ない快感だ
さらなる快感のために
人はさして登りたくもないエベレストに登る
なんとか次の山に登れるように
それまで世間で生き延びるために
世界最高峰の称号は
スポンサーを得るための道筋でしかない
クレージーな話だが
人間はそういうふうにできているw






■エベレストの単独登山が禁止に ネパール、障害者も規制
(朝日新聞デジタル - 01月01日 07:18)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4927766
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