カナダの秘境〜ニューファンドランド島

ロシアに次ぐ世界第二の面積を誇るカナダ。
広大なカナダのことですから、国土の大部分は秘境といっても差し支えないでしょう。
北極圏とそれに隣接するエリアが大部分を占めているだけあって、人口はアメリカの１割強ほどしかありません。
そんなカナダの秘境を画像検索して、一番最初に引っかかったのがニューファンドランド島です。
ニューファンドランド島はカナダ北東部、大西洋に浮かぶ島です。
厳寒の地ですが、南北アメリカでヨーロッパ人（ヴァイキング）が最初に到達した場所だとされています。
ヴァイキングの次にこの島を訪れたのは、イタリア人のカボット。
カボットこそジェノヴァ生まれですが、イングランド国王の特許状をもらって島にやってきています。
イギリスによる北米大陸のさきがけといってよいでしょう。
アメリカやカナダにとってはコロンブスなんかよりも重要な人物だと思うのですが、教科書でもその名前を見た覚えがありません。
ニューファンドランド島がカナダに加入したのは１９４９年のこと。
それまではカナダやオーストラリアと並ぶ大英帝国内の自治領でした。
今でも島の人々はカナダ人よりもニューファンドランド人としての意識が強いのだそうです。