・近藤康用、おとわらは、井伊谷城を焼き捨て、武田軍から逃げる。それを知った武田信玄は、井伊谷の村々に火をかける。
・近藤康用、中野直之、おとわらは川名の隠し里へ逃げ込む。康用はこの時、川名の隠し里のことを初めて知る。
・武田信玄と南鶏和尚が面会。和尚は、井伊谷の民、百姓は、近藤康用の支配を望んでいないことを告げるとともに、この井伊谷を安堵してほしいと信玄に頼み、信玄は康用の首と引き換えに井伊谷を安堵する条件を出す。
・おとわは近藤康用に武田から康用の首をとるように言われたことを康用に話す。そして、おとわは康用の首を取ることは見せかけで、そのように芝居してほしいと康用に頼む。康用は即答はせず、返事を保留にする。そして、よく考えた後、後日、おとわの条件を飲む。
・龍雲丸はおとわに高瀬の様子がおかしいので目を離さぬよう進言する。おとわは、高瀬が近藤康用に薬を持っていこうとするとき、おとわはその薬を毒見しようとすると、高瀬はそれを拒む。そして、おとわは高瀬に武田の間者か問うと、高瀬はそれを認める。しかし、直親の娘という話は嘘ではなかった。高瀬は、母が亡くなったとき、かなりの借金があり、武田の間者となり、井伊谷に行くことえ借金を免除してもらったのことであった。
・武田信玄と南鶏和尚が面談。和尚が信玄に来世に生まれ変わるとしたら何になりたいか問うと、信玄は太陽になり、あちこちににらみを利かせ、天下を取ると答える。
・おとわは井伊谷の百姓たちと力を合わせ、井伊谷の復興を目指す。
・中村屋の中村与大夫が井伊谷に来て、龍雲丸と堺行きのことについて打ち合わせする。その後、龍雲丸は、おとわに今後、おとわが努力してきたことが実を結び、井伊谷の世が変わっていく
ところを見なくてもいいのかと言い、堺行きについてもっと慎重に考えるように言う。おとわはそれでも龍雲丸についていくことに変わりはない考えであった。
・徳川家康は今川氏真が寿柱尼の命日のために哨を吹く姿を見守る。
・武田信玄は三河を攻め、次は尾張を攻め込む考えであった。その夜、信玄は夜 ひさという女とともに一夜を共にしようとするとき、信玄は寿柱尼の亡霊を見る。そしてその途端、信玄は血を吐いて倒れる。
・南鶏和尚は傑山より武田信玄が亡くなったという知らせを聞く。
・いよいよ龍雲丸とおとわが堺に行く日が来る。そして、南鶏和尚、祐椿尼、中野直之らはおとわを見送る。途中、おとわが考え事をしている姿を見て、龍雲丸はおとわにやはり、おとわは井伊谷の元城主であり、井伊谷でやることがあるので、戻れとおとわに言う。結局 おとわは龍雲丸と別れ井伊谷に残ることに。
・武田信玄が亡くなった今、南鶏和尚は武田、徳川のどちらにつけばいいのか再度、検討をし始める。そして、中野直之の知らせによると近藤康用は川名の隠し里を逃げ出し、勢力を盛り返そうといていることを伝える。そんな時、おとわが戻ってくる。
・徳川家康は武田が奪った井伊谷を再び奪い返し、井伊谷は徳川の支配下となる。
・天正2年、龍潭寺 松岳院にて井伊直親の13回忌が行われる。そして、松下からの知らせによると松下虎松、しのは井伊谷に戻ってくることに。
・おとわは久しぶりに松下虎松に会う。虎松は立派に育っていた。
(感想)
・やはり、高瀬は武田の間者で井伊谷に来たという結末とは。でも井伊直親の娘という話は本当だったからよかったです。
・今回は武田信玄の登場場面がたくさんあって良かったです。そして、南鶏和尚との直接の対話場面が二つもあって良かったです。そして、武田信玄の来世が太陽となり、天下を治める願いであることを描いていることが印象的でした。しかし、武田信玄は今回は、寿柱尼に呪われて亡くなるとは。
・やはり、おとわと龍雲丸は別れる結末でしたね。別れのシーンは感動でしたが、龍雲丸はこれで、見納めでしょうか。おとわは、やはり井伊に残るのにふさわしいと思いました。
・いよいよ成長した虎松 菅田将輝登場。今後、期待です。
次回 虎松の野望
ゆかりの地 山梨県 甲州市 恵林寺
JR 塩山駅 バス 恵林寺 下車 すぐ
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