mixiユーザー(id:28703480)
2016年12月23日07:15
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チェインジズ
仕事で県北の港街へ移動・・・
お供はNikonのD1X・・・古のフラッグシップだ
僕は震災後整備された海沿いの道路を通る。
そこは基本的に工事用のダンプや他県ナンバーのトラックが物資を運ぶ道なので・・・
信号も少なくて道幅も広い
白鳥・・・
白鳥が来るようになったのはいつからだろう？とふと考える。
それはきっと震災以降である。
震災後・・・高校生達のボランティアが不毛の土地を耕し始めて・・・
多分、収穫できるようになってからじゃないか？
僕が子供の頃は、白鳥を見に行くには県北の伊豆沼の方まで行かなきゃ見れなかった・・・
震災当時・・・もう、塩害で壊滅的な打撃を受けた海沿いを一体どう再開発するんだ？みたいな議論があって・・・大人は喧々諤々いろんな議論をし・・・まあ、とりあえず被害が少なかった観光地みたいなとこを整備して・・・僕なんかもボランティアでがれき撤去しながら、たまに議論に参加し、絵空事のような事をいいながら、内心・・・海水浴なんてもう期待出来ないし・・・ああもうここはラムサール条約の登録地みたいにしてジオパークみたいなしまえばいいんじゃないか？なんて半ば無責任な事を考えていたのだが・・・
そんな中、高校生らのボランティアがNPO立ち上げて・・・見事な水田を作り上げ・・・収穫した成果物を農業公園で販売し・・・
挙句にアート作品まで・・・
本当に凄いなあ・・・
多分、白鳥のやつらも・・・食べ物あるから来るんだけど・・・
何となく白鳥の美しい姿を見るとさ・・・まあ、天使じゃないけど・・・醜いアヒルの子は白鳥だったわけだし、本当に美しい鳥だ。
何となく・・・あの日天に還った魂たちが・・・戻ってきたような気分になるんだよね
白鳥の姿を借りてね。
実際にはそんな事はないし、奴らも手柄を求めてロシアの方からわざわざやってくるわけだが(￣ー￣)・・・
人間が本質的に鳥に想いを馳せるのは、やはりその翼で空を飛ぶという事なんだろうなあ〜。
奴らには行政区も国境も関係ない。
そして天使に羽根がついてるという事は、やっぱり天の使いという事で・・・
天に還ったといえば・・・今年はボウイ・・・
僕はボウイというアーティストにいろんな事を教わった・・・
それこそ、ソウルミュージックにのめり込むきかっけもボウイなんだけど・・・
ソウル・ミュージックを聴こうと思って、ボウイのヤング・アメリカンを引っ張り出す事はまずない。
そう・・・カーティス・メイフィールドやモータウンやサム・クックの古いレコードを聴く。
そこが凄いと思った
インフルエンスではなくインスパイアなんだね
両者の違いは他動と自発だ。
そんな思いをこめて今、たばこケースに入る切り絵作品を作っている。
ライターで壁に投影する。
で・・・だからどうした(￣ー￣)？
あとは燃やして喫煙所の灰皿に捨ててしまえばいい。
元々、オフィスゴミだ・・・
ジギー・スターダストのライブのレコードジャケットのように・・・
アッシェズ・トウ・アッシェズってやつだ。
勿論、件の高校生たちにもインスパイアされた。
震災直後、熱心にガレキ撤去や仮設に傾聴とボランティアしたが・・・
僕はそのうち仕事が忙しくなり、週末に写真を撮りに行ったりガレキを拾ってきてはセッセと絵を描いたりとか・・・
蟻とキリギリスじゃないが、僕は高校生達のような成果物をしっかりと遺せていないなあ〜
蟻という字は虫＋義である。
蟻に義があるかどうかは知らないが・・・
まあ、キリギリスにはキリギリスの大義もある
過去は変わらないが未来は変えられる・・・
人は変えられないが自分は変われる・・・
と、すごく当たり前の事を考える年の瀬だ
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