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2016年12月05日06:18
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シェイプス・オブ・シングス
ヤード・バーズのシェイプス・オブ・シングスである。
直訳すると「物の形」
金曜日に青森で仕事をして、土曜日に一日休みをとって青森で写真を撮ってきた
青森は何度か来てるけど思いっきり一日撮ってみたかった
「形から入る」という言い方があるがジャック・ケルアックの路上を読みながら・・・ビートニクスを気取る精神のコスプレである。
土曜の夜・・・爆弾低気圧というやつの余波で青森の街はえらく寒かった。
翌朝・・・
浅虫温泉から見る青森の街・・・
岩木山のなだらかな稜線の裾野にへばり付く幾何学的な青森という街の形・・・
津軽「じょっぱり（強情）」ではないが・・・北の自然に立ち向かう強い意志を感じた・・・
モノの形・・・都市の形・・・それはそこに生活する人の意志の形なのではないか？
滞在時間数時間、インスタント・ビートニクに深く切り込むなんて事は出来ない
ならばせめて青森という街の輪郭をなぞりたい。
そう思った。
人の形・・・美しい人々・・・
動物の形・・・美しい動物たち・・・
鋭利な街の直線に溶けるしなやかな曲線・・・
レンタカーで寂れた港町へ・・・
子供はいつもちょこまかと動く・・・
新しい人々はいつもちょこまかと動く。
寂れた街の新しい人々はちっとも寂れてない。
冬の晴れ間に漁に出る人・・・カメラの水平器で水平を計りながら・・・ふと思う・・・
水平線以上に鋭利な直線はない・・・
近くでみるとゴツゴツとした裸岩を、切り裂くナイフエッジのような水平線。
水平線は肉眼で４ｋｍ・・・その水平線という直線は非常に大きな地球の稜線だ
直線、曲線モノの形を辿りながら・・・
浅虫温泉・・・またスタートラインだ・・・やれやれ・・・
何とも締まりのないインスタント・ビートニクの思考は、輪郭を結べずに終わる。
ユークリッド幾何学とフラクタル・・・
それでも人は街を作る・・・
自然に逆らいながら、時間に往なされながら、
未来の故郷を作る・・・そんな事を考えた
未来はいつも懐かしく
過去はいつも新しい
ハンドバッグと外出着・・・
イスラムの月とアメリカンセックスシンボルのスナップを最後に添える。
未来の故郷と、結べず終わるインスタントビートニクの取り留めのない思考に(￣ー￣)
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