mixiユーザー(id:28703480)
2016年10月31日22:03
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禁じられた色彩
メリークリスマス！ミスターローレンス(￣ー￣)
と・・・世間ではハロウインだがね(￣ー￣)
この禁じられた色彩というのは坂本龍一の曲にデヴィッド・シルビアンが詩を付けたものだ・・・
禁じられた色彩という割には実に艶やかなデヴィッドの歌なんだけど・・・
ニコンのD１Xの写真だ。
フルマニュアルで撮っている。
ISO１００、F８、シャッター速度は１/１５、-0.7だ。
まあ、大した写真じゃない・・・
僕がデジタルで写真をはじめた頃はペンタのQやリコーのGRやCXとかコンデジでチャカチャカ撮っててこういういわゆるおじいちゃん写真を小馬鹿にしてた。
はっきり言ってコンデジの方が簡単で綺麗な写真が撮れる。
こんな具合にね・・・
それはその当時はクレバーなやり方だと思っていたのだが・・・なんか違うんじゃねーのか？って思うようになった。
コンデジは充分ハイスペックだし、手ぶれ補正なんかもあるし・・・それはそれでスペック依存じゃねーのか？と思うようになった。
ニコンのD1Xはプロユースのフラッグシップと言えど・・・もう１０年以上昔のカメラである・・・そのデカいカメラで１/１５のシャッターを切るのは結構大変だ・・・構えてるだけで手がプルプルしてくる。
だからと言ってニコンで苦労して撮ったからいい写真が撮れるか？というとそうでもないから写真は面白いんだけど
山形でラーメンを食って思った。
はっきり言って特段うまいわけでもないが・・・ああ・・しみじみいいなあって思った。
最近のラーメンはなにかと「○○産の鰹節」であるとか「拘りのたまり醤油」とか・・・
うるさい・・・というか出汁がしつこい・・・出汁の美味さが強すぎる。
無化調はいいにしろ、グルタミン酸とかイノシン酸が強すぎる。
出汁の癖が凄い
これは私見なんだけど、それぞれ拘りの素材の主張が強好きて全体として熟れて調和していない。
要するにハイスペックすぎて・・・ラーメンを食って、ナイターでも見ながら店の主と話をしながらとか・・・そういう情緒性にかけている・・・バッファーというかそういうのが無いなあと。
おい、大将ビールにはな提灯が出来だぞ(￣ー￣)
とか言って笑い合う余裕もない・・・
ラーメンが国民食ならば、その食事風景はまさに今の日本の国民性そのものじゃないのか(￣ー￣)？
余裕も無くドンブリに囓りつくように黙々と食って・・・枕崎の鰹節がどうした？利尻の昆布がどうした？とか・・・
ラーメン屋に行列して下手するとカウンターに仕切りがあったりして・・・隣の客と話すこともなく・・・親の仇のようにラーメンを食ってる・・・ラーメン食ってるんだか？情報食ってるんだか？
本当に味がわかってるんだか(￣ー￣)？
本当の美味しさとは何なんだろう？とふと思う。
クロード・モネの絵画だ・・・印象派というのは色彩でごまかしていて、造形的には優れていない或いは幼稚とさえ言われるが・・・
モノクロにするとその真価がわかる・・・
「禁じられていない色彩」
実はこの絵画はモノクロ前提で描いている・・・つまり色彩をトーンの強さで捉えている。
「禁じられた色彩」
森山大道さんがモノクロの方が「色気」があるといっていたけど・・・僕もそう思う。
情報が少ない方が想像力を掻き立てられる。
現代は本当にインフォメーションがトゥ・マッチだと思う。
だけど、イマジネーションやインスピレーションが足りない・・・
僕はハイスペックなカメラや高精細な写真に興味がない。
まあ、それはウソかもしれないが、エクスペンシブなカメラなら要らない。
エクスペンシブよりエクスペリエンスだ(￣ー￣)
さらに言えば僕はハイスペックな生活というのにも興味がない。
お金は無いよりはある方がいいとは思う。
お金は使いたいとは思うんだが、お金持ちになりたいとは思わない。
僕はあまりハイスペックな道具を好まない。
工夫の余地がないからだ。
地味でも滋味のある作品を作ってゆきたい
ああ、しみじみラーメン食ったなあみたいな実感がいいのだ
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