mixiユーザー(id:28703480)

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2016年10月15日06:16

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くよくよするなよ

仕事で四国に行ってきた

殆ど仕事場とホテルで書類を整理していたので、観光なんかは出来なかった。

それでもちょっと買い物に出るついで知らない街をスナップした。

地形も道も光もよくわからない。

知らない路地から不意に自転車・・・

あっちも自転車・・・こっちにも自転車・・・

クイーンのバイシクル・レースが頭をよぎる・・・

これでは僕の四国感は自転車で埋め尽くされてしまう・・・

基本的に僕は四国についてあまり知識がないのだ。

いかに香川が「うどん」を売りにしていてそれが本当に素晴らしいとしても・・・
ホテルに缶詰めで近所のコンビニに買い物に数分出るような生活では、四国とは何たるか？なんて語ることは出来ない(￣ー￣)

話は突然変わるが・・・

ディランがノーベル文学賞を受賞した。

僕は子供の頃からディランの大ファンである・・・それこそディランについては一晩中語っていられると思う。

いや、一枚のアルバムについて一晩中でもプレゼン出来ると思う。

遥か海外のアーティストについて圧倒的な知識を持つ僕は、日本の四国について語るべき言葉をあまり持たない。

将棋の九段棋士がカンニングしたとかなんとか・・・久しぶりに大好きな将棋が話題になる。
今やコンピューターの棋力は人間を越えてしまっているとかなんとか・・・

冷静に考えるとおかしな距離感である。

それは僕の四国とディランの関係もそうだけど・・・対局という伝統的な勝負の世界と携帯電話の中のコンピューターの世界というのも・・・

僕はソーシャルネットワークが社会的なヒエラルキーを壊し、またパースクティブを壊してゆくと考えていたけど・・・そもそも僕が坂本龍馬ではなく、ボブ・ディランをヒーローと定めたのもずっと子供の頃なのでそればかりが原因でもない。

ふと、距離感で考えてみると坂本龍馬が四国の地で「日本を今一度、選択したい」と考え脱藩するのも奇妙な距離感だと思うが・・・ペリー来航と江戸と土佐。歴史を「絶対」とするならば、それは「絶妙」な距離感なのかもしれない。

ソクラテスの無知の知ではないが・・・この歳になっても何も知らないなあ・・・なんて改めてびっくりだ(￣ー￣)

無知の知というよりは、未知の知なのかもしれない。

ただ・・・四国という新しい未知の魅力に出会えたことは本当に喜びである(￣ー￣)

そのうち時間が出来たらお遍路にでも出たいなあなんて考えながら帰ってきた。