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2016年05月01日21:55

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没後40年高島野十郎 光と闇、魂の軌跡

個人的に観たい観たいと思っていたが、不思議に縁が無くて齢五十にして目黒区美術館で回顧展を本日満喫してきました。高島野十郎は孤高の画家と言われる。1890年久留米の酒造家に生まれ、東京帝大農学部水産学科首席卒業して画家へ志す。

今上野で大騒ぎになっている若冲にも似て独学で技法を学んでいかなる流派にも属さずに生涯結婚せずに画業に打ち込んだ。そういえば対象を精緻に描く所も似ている。

『蠟燭』大正期福岡県立美術館蔵(画像1)…蝋燭の画家と異名を取る。本展覧会でも20画もの出品されている。

『けし』1925三鷹市美術ギャラリー蔵(画像2)…写実だけでなく、構成が練られているのだろう。何か魔女的なものを感じる。

『『りんごを手にした自画像』大正12年福岡県立美術館蔵(画像3)…袈裟を身に着け、林檎は画題として取り上げられている。かなり癖あり自画像ではある。

↓チラシ『百合とヴァイオリン』目黒区美術館蔵
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人混み若冲より、一画独り占め野十郎をお勧めします。6/5迄

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