「新しい時代が始まる」
なーんてTVのキャスターでも言えるような陳腐な常套句を知識人である内田樹が言っちゃいけない
もう 一つの事件は終わり
流れは一旦緩やかとなる
あんたらのやることは 緻密な検証作業だ
大衆におもねる発言はもう必要ない
なぜ 歴代首相の中でもっとも暗愚である安倍が
今回の法案を通す事ができたのか
そして
その法案が法学的には違憲であるとの圧倒的な判断の中で
反対する側は何故に阻止できなかったのか
多くの知識人までが
「人殺しはいけないから」などという道徳論を押し出せば
この流れに勝てると思い込んでしまったのか
「戦争反対」を言えば法的論議に勝てると啓蒙してしまったのか
数人の若者をジャンヌダルクのように奉って
媚びへつらった政治主義をどう批判すべきなのか
今回の事件では
我々は大きな課題を背負い込んだ
「法的安定性が担保されない状況でも解釈改憲が行われる」
という既成事実だ
この事実が 今後いかなる方向性を指し示すかは
今 この場所から
どのような検証が行われるかにかかっている
法は 何処まで行っても運用だ
この解釈改憲により本来的な憲法の価値に照らし
大きく逸脱する事のない運用と解釈の確定は
今この瞬間から連続的に続く作業だ
そして
その作業を本来の法的な理性の下で行うには
今現在 このような法案を通過させた
『『『『双方の反知性主義』』』』
を徹底的に洗い出して
首を晒さねばならない
この国に必要なのは
「憲法」の文言を守る事ではない
「憲法」というシステムを管理する能力を守る事だ
それは目先の軍事的脅威や
他国の圧力などよりも
比較にならないほど重要な事だ
しかし 我々は 一瞬それを捨てたのだ
そして何より
それを止められなかったのだ
歴代で最もバカな首相に「リーダーシップ」を取られて
おれは とりあえずクヤシい
■<安保法制>内田樹さん「一つの時代が終わって、次の時代が始まる転換点にきている」
(弁護士ドットコム - 09月17日 19:21)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=3621573
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