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2015年05月01日15:37

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版木舎

昨日は同人の北島理恵子さんの詩集『ぬり絵』ができたので、関係者?で打ち上げをした。以前だと『冊』同人が詩集を出すのはたいていジャンクション・ハーベストからだったが、『Junction』同人の柴田三吉、草野信子だけの収穫(ハーベスト)態勢に戻ったので、気軽に出せる出版社がなくなった。そこで『冊』同人の受け皿として『版木舎』が浮上してきた。

38年前に私と村上和生(かずお)さんで詩誌『冊』を立ち上げたが、ほどなく二人以外に製本関係の人も入れて出版同人「版木舎(はんぎしゃ)」というのも作った。私の第二詩集『星の火事』が最初の刊行物となった。で、今はもうやってないだろうと思い、村上さんに「版木舎の名前を貸してくれませんか」と手紙を書いたらケータイにメールが返ってきた。「貸せない。現役中」。板橋方面の植物の本だとか地域の歴史とか活動紹介などの総天然色のグラビア冊子が時々村上さんから届いていたが、よく見ると出版元は「版木舎」となっていた。「でも、うちから詩集も出すというのなら協力するよ」。

というわけで、編集を柴田三吉、それを本にするのが村上和生ということで久々の詩集ができた。私は橋渡しをしただけで、関係者というには、おこがましいが、村上さんからも「飲み会には上手も参加、希望」とかメールが来るので、いそいそと参加、北島さんからできたての詩集をもらう。千駄木の「いすくら」(漢字で「○十花」だが崩し字で○がわからない)」という居酒屋だが、今どきロシア語の店というのも珍しい。たしかソ連時代の機関誌の名前ではないか(意味は「火花」)。

村上・柴田の組み合わせとなれば、何を話していても楽しいが、昔話に傾きがちなのは避けられない。主役の北島さんは聞き役になってしまうが、詩集ができて一番幸せな顔をして年寄りたちの話を聞いていた。連休中に発送の予定とのことなので、連休明けにはみなさんのところに届くことだろう。そういえば、彼女もクロネコDM便の契約をしたそうで、詳しく聞こうと思っていたのに楽しい話題にまぎれて聞き忘れた。村上さんも前に会った時、申し込んでいると言っていた(彼の出版物は自治体がらみの大きなネットワークなのでもともと発行部数も多く業務用的である)。

今朝は、長い間忘れていた二日酔いであった。カミさんの温情により、ウォーキングはいつもの半分のコースに変更。数日前から、赤花夕化粧が咲き始めた。

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