気象予報士が「『真冬並み』ではなく『真冬以上』です」と言っていたが、ほんとに本日は空気が冷たくて手先が凍えた。ウォーキングから帰ってきて水道水に触れたら温かく感じたもんね。千葉では初めての雪が車の上や芝生などに少し積もっていた(地面への積雪
takubusumaさんが長田弘『詩は友人を数える方法』を薦める現場を幾度も目撃している。私もかつて薦められたので、仲間であることを示そうとしていつも失敗する。「オレはそれほどでもなかったけどね」。そして彼からパンチのしぐさを浴びる。しかし、これだけ
『日本の樹木』(ちくま新書)が面白い。「舘野正樹」という著者の筆名の名前部分は島崎藤村の親父さんからとったらしい。『夜明け前』の主人公、青山半蔵の木曽五木(ヒノキ、アスナロ、コウヤマキ、クロベ、サワラ……私はそれらの樹を一つも識別できない)
死はいつの時代も不可避のものなので、その考え方は同じだろう、と漠然と思っていたがアリエスの『死と歴史』を読んでいると、かなり大きく変化したらしい。いわゆる未開民族や古代人は、生者の近くに埋葬したり墓碑銘を作ったりしたが、中世ヨーロッパでは聖
昨日の続き。『形而上学入門』が終わったので『シュピーゲル対談』を読む。「苦しい言い訳」を予想していたが、意外にも彼の説明は明快だった。フライブルグ大学長となった1933年のほぼ一年間に、彼が行った対応はユダヤ人学生、教授をむしろ護ろうとするもの
ハイデッガーの『形而上学入門』は終盤に達した。終点から2〜3こ前の停留所を通過しているところだ。戦後(1953年)この講義が本として出版された時ハーバーマスに「文体の隅々までファシズム的なものの染み込んでいるこの講義」と痛烈に批判されたと聞いて
2月になりました。新年から1か月、日付を書くとき2016年というのに慣れましたか?少年時代は年が変わるたびに新しい数字になかなかなじめなかったのに、今や年をとったせいか、たやすく慣れてしまう自分であることよなあ、というわけで2月の詩を。先月、直