ハイデッガー『有と時』(辻村公一訳、河出書房1967)を読み終えた。約3か月かかったが、以前『存在と時間』(細谷貞雄訳、筑摩書房1994)を読んだ時のほぼ一年と比べると4倍のスピードである。なぜ昔はそんなに時間がかかったかというと、その頃私は定年退
天野忠について日記を書いたところmoyaさんがコメントしてくれ(実物はこの前の日記参照)、戦後すぐに書かれた線路にばらまかれた闇米についての天野さんの詩をもう一度読みたいと書かれていたので、その詩をコピーしておきます。私は彼の歳とってからの詩が
エッセイに詩を引用しようとして天野忠を読み始めたら、面白くて詩集を4冊読んでしまった。昔、仕事の合間に書店で立ち読みすると、なぜか買いたくなってしまう詩人だった。ほとんど読み終わってしまっているのに。ところがこの私のお気に入りに対して若かっ
2015/03/15(日)の夕方から、柴田三吉さんの詩人クラブ賞受賞を祝う同人の飲み会を大久保で持った。本人の希望通り「普通の飲み会」。ニ、三人で勝手に飲んでしまってもよかったが、あとで「どうして教えてくれなかった」みたいなことにならぬよう、この日に
朝のウォーキング時に図書館に寄り、岩波文庫版『存在と時間』3を返し、同4を受け取ってくる。昨日の【メモ】の続きでいうと、4冊目の表紙のギリシャ語はこうだった(裏表紙の訳・解説)。「だが、時間とはなんであり、その本性とはなにか」(アリストテレ
私の読んでいるハイデッガー『有と時』は一冊の本なのだが、それに対応する岩波版文庫では3冊目が終わってしまったので、全体の四分の三を経過したところのようだ。「頽落の時(とき)性」(第68節c)は「好奇心」に限って展開されている。「好奇心」はであ
03/08(日)は壺井繁治賞の選考会のために大塚の詩人会議事務所に行く。おぎぜんた詩集『時を歩く人』(土曜美術社出版販売)に決まる。私も賛成投票をした。たまたまだが、彼の第一詩集『その先の曲がり角のバオバブの樹の下で』(詩人会議出版2006年)が出
『辻征夫詩集』巻末の対談(谷川俊太郎vs辻征夫)で面白かったのが、七五調問題。谷川俊太郎「ぼくは現代詩人で俳句をやる奴は全部裏切り者だと思ってるんだから。」辻征夫「最初は遊び半分ですよ。」谷川「ねぇ。大体そうでしょう? でもみんな結構はまって
本日午後は糖尿検査だったが、すべての数値が良好。待ち時間は吉村昭のやたら死体が出てくる病院がらみの小説を読む。自宅では小説を読む気になれない体質になってきた。家で現在読んでいる、小説でない本は比較的古い訳なので、どう読めばよいのかわからない
糖尿絡みで眼科にいき各種検査をする。眼底検査では、瞳孔を開かせる薬を使うため、帰り道に日がまぶしくて仕方がなくなるが今日は曇りの夕方だったので、いつもほどではない。と思っていたら、ふと変なことに気付いた。口の周りが白い。どうやら無精ひげのよ