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2015年04月25日23:50

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大谷探検隊の軌跡をたどる旅順の旅(12)

翌日は、一般的な旅順一日観光です。
旅順観光と言えば、日本人が行くところは日露戦争関連です。私は日露戦争には興味はないし、大連の近代建築めぐりや本屋めぐりの方がしたいのですが、こんな所で単独行動したら迷惑をかけるし(夕方みんなが戻ってくるのに合わせて集合場所を指定されたらどこでも時間通りにたどり着けると思いますが)、むしろ日露戦争の戦跡など私一人で計画したら絶対行かない所なので、せっかくなので一生に一度ぐらい見ておいてもいいだろうと思い、素直について行くことにしました。

朝、集合時間が近づいてきたのでホテルの入り口の所まで行ったらツアーの人が何人かいてお話しました。その時に、大連図書館と旅順博物館でもらった本に大谷探検隊のことが書いてあったことを話しました。やはり中国語が読めないと、中を見る気にもならなかったようで(目次を見たら漢字で大谷光瑞とか大谷探検隊とか書いてあるのですが)、知らなかったー、と言われました。おまけに、荷物になるから置いて行こうかと思っていた、などと言う人も…。

ツアーには関係者が多いので、単に中央アジアの出土品を目当てに来た私よりも、大谷光瑞やその探検隊のことが書いてあったらどんなことが書いてあるか知りたいでしょうねえ…。

そうして出発時間が来て、バスに乗りました。上山先生は所用で帰国しなくてはいけないので、ここでお別れです。バスを見送ってくれました。

旅順まで約1時間、前日とは反対側の座席に座りました。昨日まで座っていた席は日が当たっていたのでそれをのを避けるのと、違う側の景色も見たいと思ったので。そうしたら、車窓から旧関東州庁舎、現在の大連市役所がよく見えました。白くて四角い、横になが〜〜〜〜い、お役所らしいいかめしい建物です。1937年竣工。(写真:遠くて小さいですが)

バスの中で、立ち並ぶ高層建築や、図書館と博物館でもらった本をながめたりしていました。そうして思ったのですが、ここに書いてあることを訳して見せてあげたら喜ばれるかな…。内容はまあわかるので、多分訳そうと思えばできなくもないと思います。ただ、どうやってツアーの人にお知らせするか…。
とりあえず去年ブログを作って旅行記を転載しているので、ブログに載せて検索して見てください、ということにしました。どれだけの人がたどり着いてくれるかわかりませんけれど。

ということで、帰国後翻訳に取り掛かりましたが、3月は相変わらず忙しくてなかなか進みません。
最初は博物館史の方から始めたのですが、ちょっと難しくて手こずっていました。しかも、コレクションの内容や資料解説が多いので、これは図書館の本の方が大谷光瑞自身のことが詳しく書いてあるのでそちらを先にした方がいいかも…と思い直しました。そこで、博物館史は三分の二ぐらい進んでいたのにそれを置いておいて、図書館の本の方に取りかかることにしました。
やっとある程度進んできたので、これからは本の内容を少しずつ載せていこうと思います。
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