mixiユーザー(id:1362523)

2012年12月02日00:57

82 view

スペイン旅行記(3)マドリード(3)

次に行くのは、ソフィア王妃芸術センターです。パっと見たところ、四角くて装飾のあまりない建物なので、アール・デコ期あたりの建物かなと思いましたが、19世紀に建てられた病院だそうです。
入口の両側にシースルーのエレベーターが取り付けられています。その横に「REINA SOFIA」(ソフィア王妃)の文字がでっかく書かれています。(写真)

中に入りますと、中央部にパティオ(中庭)のある建物で、高い天井や壁の装飾が、近現代のものではなくやはり古典的な建物だということがわかりました。
そして、ガイドさんはどんどん進んでいきます。ひたすらついてきます。そしてある部屋の中に入りました。人がたくさんいます。そしてその部屋の壁いっぱいの絵。それはピカソの「ゲルニカ」でした。どうりで人が群がっているはずです。
「ゲルニカ」は、1937年のゲルニカ爆撃に対する憤りを表したものだと言われますが、なにしろピカソなので何の絵かよくわかりません。ガイドさんが描かれてあるものをひとつひとつ説明してくれました。もちろん、それは解釈のひとつであって、絵は見る人それぞれが感じればいいのです。しかし詳しく解説してくれたことによって、ピカソが何を描きたかったのか、どこにその憤りの気持ちが込められているのかがわかったような気になりました。

あとは「泣く女」に似たような絵が数点。そして「青の時代」の絵。
それからミロの絵。
そしてダリの絵も収蔵されているのですが、現在パリに貸し出し中なので、見るべき絵がほとんどここにはありません。残った絵を2点見ました。いずれも後姿の女性で、姉がモデルと言うことです。ダリらしいシュールな世界ではなく普通の写実的な絵ですが、人物が後ろ向きなのでやはりちょっと不思議な雰囲気があります。また、くどさを感じさせる写実的な描写もダリらしいです。
ミュージアムショップでこの後ろ向きの絵のメモ用紙があったので買いました。

市内観光はこれで一通り終えて、バスでマドリードの街を見ながら昼食のレストランへ向かいます。この日の昼食は名物その1、「3種類のパエーリャ」です。まず前菜は生ハム。大きな瓜にハムがたくさん乗っていて、この量で前菜?と皆が思いました。パエーリャは3つのパエーリャ鍋に出来上がったものが出てきました。黒いのはイカスミだとわかりますが、あとの二つは何か忘れました…。イカスミの上に、JTBのツアーなので「JTB」の字を書くサービスまで。(写真)
この状態で見せてくれたあと、各自のお皿に取り分けてくれました。
デザートはチョコレートケーキにレモンシャーベットがついたもの。

午後からは自由行動です。
私はトレド半日観光のオプショナルツアーを申し込んでいました。こちらは他のJTBのツアーの人と合同になるので、二十数人の大所帯になるということです。そしてそのツアーは同じレストランで昼食を取っていたということで、レストランの前に別の観光バスが待っていました。出発時間が近づき全員乗車すると、9人でゆったりしていたバスとはえらい違いです。
ということで、トレドへ出発です。
4 7

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2012年12月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031