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2009年09月06日01:38

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中国東北・ハルピン6・携帯紛失顛末記

さて、鉄路局の前が地下鉄工事の囲いで建物がうまく見渡せないのですが、隙間からでも写真を撮ろうと携帯を取り出そうとしたら…携帯がない!!
記憶をたどると、さっきのハルピン天主堂で写真を撮りました。その時落としたなら…音や衝撃があってわかるはずです。とすると、考えられるのはタクシーの中。でもタクシー会社もわかりません。レシートももらってません。写真を撮りたいときにすぐ出せるようかばんの外ポケットに入れておいたのですが、そういえばタクシーの中でかばんの向きを変えました。そのときにポケットから落ちたのかも…。

しばらく悩んでどうしようかと思いましたが、ひとまずホテルへ戻ることにしました。急いでタクシーを拾ってホテルへ。そしてフロントで携帯をなくしたことを伝えました。そして私の携帯番号へ電話をかけてもらいました。でも通じません。どうも外国へ行ったら番号そのままでは通じないようです。国番号をつけたらいいのかもしれないと思って日本の国番号をつけてかけてもらいましたが、やっぱりダメ。しばらく考えて、長春の迷惑電話のことを思い出し、日本からなら番号そのままでかかるのは確かだと思いました。それなら日本から電話をかけてもらったら…と思い、中国語の先生にかけてもらうことを思いつきました。先生なら中国語で話してもらえます。
フロントの人に日本へ電話してそこからかけてもらうよう頼んでみる、と言ったら部屋の電話を使うように言われました。そして自分の部屋へ。でも中国語の先生の電話番号は携帯のメモリの中。それで家に電話をかけました。母には中国語の先生の連絡先を知らせてあるのです。でも心配するといけないので、中国語の先生に連絡したいことがあるから、とだけ言って番号を聞きました。そして中国語の先生に電話をかけました。事情を話して、私の携帯にかけて誰かが出たら、ホテルの名前と電話番号を伝えてくれるよう頼みました。

そしてしばらく待ちました。なかなか連絡が来ません。ずいぶん待って、中国語の先生からホテルの部屋へ連絡がありました。そうしたら電源切れか電波が通じないということです。最初にかけたら一瞬呼び出し音が鳴ったのですが、すぐに切れたそうです。その後も何度もかけましたがすぐに留守電になるそうです。またもや電源切れ?やっぱり充電が充分できなかったのでしょうか…。

ここですっかり途方に暮れました。海外で携帯をなくしたら出てこなくても当然でしょう。でも電話帳はないと困るし、撮った写真ももったいない。あきらめなくてはいけないのでしょうか。
ただ、部屋でじっとしていてもどうしようもないので、近場で見るものを探してまわってみようと思いました。それでフロントでちょっとでかけてくるから…と言おうとしたら、服務員さんがもっと探してみるということで、私の部屋の電話を使わせてくれというのでもう一度部屋に戻りました。そして何ヶ所か電話を次々とかけました。何をしているのか、どこへかけているのかよくわかりません。そのうちどこかへかけたときに声の調子が変わりました。なんだか興奮しているような明るい口調です。手がかりがあったらしいです。タクシーで携帯の忘れ物を見つけた運転手がいたらしいのです。そしてその運転手の連絡先を聞いて、今度はその運転手の連絡先へ…。
言葉の理解が不充分でいまいちよくわからないのですが、タクシーの管理会社が運転手から連絡を聞いたらしいです。それでその運転手に連絡して、タクシーの管理会社に携帯を届けてもらうことになったようです。ホテルの服務員さんがその管理会社の場所を聞いてくれました。そしてこれから一緒にそのタクシーの管理会社へ行くことになりました。電話の内容を聞いていたらどうもその会社は香坊つまり南崗区よりずっと南東の方らしいので、かなり遠そうです。

急いでタクシーを拾って服務員さんと一緒にタクシー会社へ行きました。確かに南崗区の方へ入ってさらにずっと南東へ行っているようです。
やっとタクシー会社に着いて、玄関を入ったら受付があり、そこの人が見せてくれたのはまさしく私の携帯!しかも受け取った瞬間に呼び出し音が。中国語の先生です。電話に出て「找到了!(見つかりました!)」と叫びました。しかし電話はすぐ切れてしまいました。なんでも充電切れをしていたので、携帯から電池を直接取り出して充電してみたそうです。それで一瞬つながったのですが、充電時間が短くてすぐに切れたのです。
タクシーの運転手さんもそこにいました。手厚くお礼を言いました。

そして表に待たせたタクシーに乗ってホテルに戻ってきました。ホテルで服務員さんは携帯の電池に直接充電できる充電器を持ってきてくれました。この充電器、あちこちにあるんでしょうか?とりあえずある程度充電してもらってあとは自分の充電器を使うことにしました。やっぱり充電器の動きが不充分なようですが、まめに充電すればいいかなと思いました。
それにしても充電が充分なら中国語の先生が電話をかけた時点でちゃんとつながって、電話に出てもらえたかもしれないのに…。電池切れが早すぎます。

ともかく、どうやって連絡が着いたのかはよくわかりませんが、乗っていたタクシーの運転手さんが見つかって携帯が奇跡的に戻ってきました。中国語の先生にも改めて電話をかけて見つかった事情を手短に話しました。
これが今回の旅行で最大のアクシデントでした。おかげで午後がほとんどつぶれてしまいました。本当に携帯とその充電不足には振り回されっぱなしでした。

まだ夕方にはなっていませんでしたが、もう一度南崗区まで行って建築めぐりをするには時間が足りなさそうです。それで道里区でまだ行っていないところをを散策することにしました。道里区の端の霽紅橋界隈へ行ってみました。1926年に作られた石造りの橋です。近くに壊れかけのロシア教会があるらしいんですが、探してもわかりませんでした。それから道里区をぐるーっとまわりました。
そして結局中央大街に戻ってきて散歩。何度歩いても飽きません。お土産を探したりしました。この日も中央大街に「帰って」来る幸せをかみしめました。
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