人ごみの中に居る私はひとりぽっちだったが決して孤独ではなかった。
雑踏の中からあなたが現れるのを信じているからだ。銀座のオフィスから吐き出るの優良企業の女性たち。とても同じ年頃には見えない。でも私は恥ずかしいとは思わない。
あなたと食事をし他愛もないことを喋るだけが私の楽しみだった。薄暗い店のテーブルを挟み、食事の味であるとか流れる音楽であるとか、あなたの服装であるとか、そんなものはどうでも良かったのだ。
私はあなたが好きだった。 (続く)
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本編(これまで):
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