山頭火、のコミュと同文
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秋の夜長に山頭火句集を開いてから、幾日も閉じたままであった、というわけではありませんでしたが、少しお休みをしてました。ちょっと、鑑賞するのにいい時期を逃しましたか。
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【雑草風景から】
・枯木に鴉が、お正月もすみました
山頭火は、カラスを優しい目で見つめている。
あの鳴き声に、哀愁のようなものを感じるのか。
カラスの孤独を察しているのだろうか。
静かに秋が暮れ、年が暮れていった。
・冬がまた来てまた歯がぬけることも
・噛みしめる味も抜けさうな歯で
・霽れて元日の水がたたへていつぱい
冬の凍てつくような寒さを嘆くとか、弱音を吐くような句は一切見当たらない。
ただ、寂しい。
ひとりとは、こんなものか。
そう嘆くような気配があるだけで、彼は強い。
・ひつそり暮らせばみそさざい
さあ、気を取り直して、まだまだ頑張るぞ。
そんな感じもします。
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寒い冬の京都の朝。天竜寺の修行僧が「うおぉー」とうなって各家の玄関前を回っているのに出会うことがありました。
山頭火も、生きねばならないし、修行もせねばなりません。
冬に弱音は吐けなかったのだ。
・ぶらりとさがつて雪ふる蓑虫
弱くなった心で見つめる目と、自分を厳しく戒める目とで、優しく見つめている。
もうすぐ春が来ることを感じ取っている句のように思えます。
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【銀マド:読書系セレクション】
http://motoka.exblog.jp/6374267/
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