九月暮れる
秋という季節が訪れ夏が暮れてゆくのは ただ静かに時間が過ぎてゆくだけではなく 風の揺らぎが何となしに変わってゆく
虫の声も月の灯りも寂寥感を誘い これを見逃すまいとする人の心は 時代と共に枯れていくのか 自分自身が枯れてゆくのか 無色透明なときが コツコツと過ぎる
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過ぎてゆくもの
『とき』は刻一刻を今を過去へと捨ててゆく それを今となっては惜しむこともなく 味わうように今を愉しもうとしているのが自分でもわかる
余命を宣告されたわけではないが 活力を失ったのか 欲望が失せたのか 時間が流れてゆくのを静観するように『時を失って』ゆくのを惜しいとも思わぬ日が増えてきた
続きは
外伝・秘伝で

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