01 真に、主は貴方、即ち私の僕ジョセフにこのように言う。多くの妻と側女を持つ事の原則と教義について、主なる私が私の僕達アブラハムと、イサクと、ヤコブ、また私の僕達モーセと、ダビデと、ソロモンをどのような点で義としたのかを知り、かつ理解する為に、貴方は私に尋ねたので、
02 見よ、見よ、私は主なる貴方の神であり、この件について貴方に答えよう。
03 それ故、これから貴方に与える指示を受け入れて、これに従う為に、心の備えをしなさい。この律法を示された者は皆、これに従わなければならないからである。
04 見よ、私は貴方方に一つの新しくかつ永遠の聖約を示す。もしその聖約に従わなければ、貴方方は罰の定めを受ける。誰もこの聖約を拒みながら、私の栄光に入るのを許される事はあり得ないからである。
05 私から祝福を受けたいと思う者は皆、その祝福の為に定められた律法とその条件に従わなければならない。その律法とその条件は、創世の前から定められたものである。
06 この新しくかつ永遠の聖約についてであるが、これは私の完全な栄光の為に定められたものであって、この完全な栄光を受ける者はその律法に従わなければならない。そうしなければ罰の定めを受ける、と主なる神は言う。
07 真に、私は貴方方に言う。この律法の条件は次の通りである。即ち、全ての聖約や契約、絆、義務、誓詞、誓言、履行、関係、交際、期待が成され、また交わされる時、これらが油注がれた者の仲立ちによる啓示と戒めによって、最も聖なる方法で、この世においても永遠にわたっても、この力を持つように私が地上で任じた油注がれた者によって、約束の聖なる御霊により結び固められなければ、これらは死者の中からの復活の時も、その後も、全く効験や効能、効力がない。（私は、終わりの時にこの力を持つように、私の僕ジョセフに命じた。そして、この力とこの神権の鍵を授けられる者は、地上において同時期に唯一人しかいない。）この目的で結ばない契約は全て、人が死ぬと終わるからである。
08 見よ、私の家は秩序の家であり、混乱の家ではない、と主なる神は言う。
09 主は言う。私の名によって成されない捧げ物を、私が受け入れるであろうか。
10 私が命じなかったものを、貴方方の手から受け取るであろうか。
11 また、世界が存在する前に私と父が貴方方の為に定めたように、律法による事なしに、私が貴方方に命じるであろうか、と主は言う。
12 私は主なる貴方の神である。そして、私は貴方にこの戒めを与える。即ち、誰も私によらずに、或いは私の律法である私の言葉によらずに父の元に来てはならない、と主は言う。
13 また主は言う。私によらずに、或いは私の言葉によらずに定められる、世にある全てのものは、それが人によろうと、また王位や主権や力や何でも名のあるものによろうと、それは倒されて、人の死後、復活の時にもその後にも残る事はない、と主なる貴方の神は言う。
14 残るものは何であろうと私によるのであり、また私によらないものは何であろうと、揺るがされ、滅ぼされる。
15 それ故、もしある男がこの世において妻を娶るのに、彼が私によらずに、或いは私の言葉によらずに娶るならば、彼がこの世にいる限り彼女と誓い、彼女も彼と誓うとしても、彼らの誓いと結婚は、彼らが死ぬと、そしてこの世の外に去ると、効力がない。それ故、彼らはこの世の外では、如何なる律法によっても結ばれないのである。
16 それ故、彼らはこの世の外に去ると、娶る事も、嫁ぐ事もなく、天において天使に任じられる。その天使達は、遥かに優れた、並外れた、永遠の重みのある栄光に相応しい者達に仕える奉仕の僕である。
17 これらの天使達は、私の律法に従わなかったからである。それ故、彼らは増し加えられる事がなく、永遠にわたって、昇栄する事なく、救われた状態にあって、それぞれ独りのままでいる事になる。それから後、彼らは神々ではなく、永久にいつまでも神の天使である。
18 更にまた、真に、私は貴方方に言う。例えある男が妻を娶り、この世においても永遠にわたっても彼女と誓うとしても、もしもその誓いが私によらず、或いは私の律法である私の言葉によらず、また私が油を注いでこの力を持つように任じた者を通じて、約束の聖なる御霊により結び固められなければ、彼らは私によっても、私の言葉によっても結ばれないので、この世の外に去ると、それは有効ではなく、効力がない、と主は言う。彼らがこの世の外に去ると、そこではそれは受け入れられない。天使達と神々がそこで任じられていて、彼らはその側を通り過ぎる事ができないからである。それ故、彼らは私の栄光を受け継ぐ事ができない。私の家は秩序の家だからである、と主なる神は言う。
19 更にまた、真に、私は貴方方に言う。もしある男が私の律法である私の言葉によって、また新しくかつ永遠の聖約によって妻を娶り、そしてそれが、私からこの力とこの神権の鍵とを与えられた油注がれた者によって、約束の聖なる御霊により彼らに結び固められ、また彼らに、「貴方方は第一の復活に出て来るであろう。もしも第一の復活の後ならば、次の復活に出て来るであろう。そして、王位、王国、公国、及び力、主権、全ての高い所と深い所を受け継ぐであろう」と言われるならば、また殺人を犯して罪のない者の血を流してはならないと小羊の命の書に記されているので、貴方方が私の聖約の中に留まり、殺人を犯して罪のない者の血を流す事がなければ、私の僕が彼らに授けた全ての事柄は何であろうと、この世においても永遠にわたっても、彼らに行われ、彼らがこの世の外に去る時にも完全に効力があるであろう。そして、彼らはそこに置かれる天使達と神々の側を通り過ぎ、彼らの頭に結び固められたように、全ての事柄について昇栄と栄光を受けるであろう。その栄光とは、永久にいつまでも子孫が満ちて続く事である。
20 それで、彼らは神々となる。彼らには終わりがないからである。それ故、彼らは続くので永遠から永遠に至り、全てのものが彼らに従うので、彼らは全てのものの上にあるであろう。それで、彼らは神々となる。彼らは一切の権威を持ち、天使達が彼らに従うからである。
21 真に、真に、私は貴方方に言う。貴方方は私の律法に従わなければ、この栄光に達する事ができない。
22 昇栄と命の存続に至る門は狭く、その道は細い。そして、それを見いだす者が少ない。貴方方がこの世で私を受け入れず、私を知らないからである。
23 しかし、もし貴方方がこの世で私を受け入れるならば、貴方方は私を知り、昇栄を受けるであろう。私がいる所に、貴方方も居る為である。
24 永遠の命とは、唯一の、知恵ある真の神と、神の遣わされたイエス・キリストとを知る事である。私がその者である。それ故、貴方方は私の律法を受け入れなさい。
25 死に至る門は大きく、その道は広い。そして、そこから入って行く者が多い。彼らが私を受け入れず、私の律法の中に留まらないからである。
26 真に、真に、私は貴方方に言う。もしある男が私の言葉に従って妻を娶り、彼らが私の定めた事に従って約束の聖なる御霊により結び固められるならば、彼または彼女が如何なる罪や新しくかつ永遠の聖約に対する背き、またあらゆる冒瀆を犯しても、もしも彼らが殺人を犯して罪のない者の血を流す事がなければ、彼らは第一の復活に出て来て、昇栄に入るであろう。しかし、彼らは肉体にあって滅ぼされ、贖いの日までサタンに引き渡されて打たれる、と主なる神は言う。
27 この世でもこの世の外でも赦される事のない、聖霊に対する冒瀆とは、貴方方が私の新しくかつ永遠の聖約を受け入れた後に、殺人を犯す事である、それによって罪のない者の血を流し、また私の死に同意するのである、と主なる神は言う。この律法に従わない者は、決して私の栄光に入る事ができず、罰の定めを受ける、と主は言う。
28 私は主なる貴方の神である。私は、世界が存在する前に私と父が定めたように、私の聖なる神権の律法を貴方に与えよう。
29 主は言う。アブラハムは、啓示と戒めによって、即ち私の言葉によって、彼が受けた全てのものを受け、そして昇栄に入ってその王座に着いている。
30 アブラハムは、その子孫とその腰から出た者について約束を受けた。ーー貴方、即ち私の僕ジョセフは、その腰から出た者であるーー即ち、彼らはこの世にいる限り続くという事である。アブラハムとその子孫についてであるが、彼らはこの世の外でも続くであろう。この世でもこの世の外でも、彼らは星のように数限りなく続く。即ち、例え海辺の砂を数えたとしても、彼らを数え尽くす事はできないであろう。
31 この約束は貴方方に与えられたものでもある。貴方方はアブラハムから出ており、この約束はアブラハムに与えられたものだからである。この律法によって私の父の業は続いており、この業によって父は栄光を受けられるのである。
32 それ故、貴方方は行って、アブラハムの業を行いなさい。貴方方は私の律法に入りなさい。そうすれば、救われるであろう。
33 しかし、もし私の律法に入らなければ、貴方方は、私の父がアブラハムに与えられた約束を受ける事はできない。
34 神がアブラハムに命じられたので、サラはアブラハムにハガルを与えて妻とした。彼女はなぜそうしたのであろうか。これが律法であったからである。そして、ハガルから多くの人が出た。それ故、他の数々の事柄と共に、これは約束を成就するものであった。
35 それで、アブラハムは罪の宣告を受けたであろうか。真に、私は貴方方に言う。「受けなかった。」主なる私がそれを命じたからである。
36 アブラハムは息子イサクを捧げるように命じられた。それにも拘らず、「貴方は殺してはならない」と記されていた。しかし、アブラハムは拒まなかった。そして、それによって彼は義と認められた。
37 アブラハムは側女達を受け、そして彼女達は彼の為に子供をもうけた。そして、それによって彼は義と認められた。彼女達は彼に与えられ、そして彼は私の律法の中に留まったからである。イサクもヤコブも、命じられた事の他に何も行わなかった。そして、彼らは命じられた事の他に何も行わなかったので、約束の通りに昇栄に入り、王座に着いている。彼らは天使ではなく、神々なのである。
38 ダビデも多くの妻と側女を受けた。私の僕達ソロモンとモーセも、また創造の初めから現在に至るまでの、他の多くの私の僕達も同様である。彼らは私から受けなかったものを除いては、どのような事についても罪を犯さなかった。
39 ダビデの妻達と側女達は、私の僕ナタンと、この力の鍵を持っていた他の預言者達によって、私から彼に与えられたのである。そして、これらの事のどれにおいても、ウリヤとその妻の場合を除けば、彼は私に対して罪を犯さなかった。しかし彼らの事で、彼は昇栄から落ちて、彼の受け取る分を受けた。この世の外では、彼は彼女達を受け継ぐ事はない。私は彼女達を別の者に与えたからである、と主は言う。
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