mixiユーザー(id:1940449)

2024年01月25日12:58

20 view

ミクロとマクロ

我々が因果関係にあると思ってるうち かなりの割合で偶然である

度々この問題に言及しながらも全く受け入れられない成田先生がよくいう

「竹中平蔵が今日の日本の不況を作ったという人が多いけど
一人の人間がそんなことできるわけないじゃないですかw」

などの発言はその典型例だろう
しかし成田先生は根性がアオミドロなのでなぜそう思うかは説明しないw
ミクロである竹中平蔵の行動がどんな影響を与えるかは
どこまでいっても可能性の問題であり
変な言い方だけども統計の問題でしかない
それに比して 結果としての不況は結果であるから必ず一つ選択され
その時に竹中平蔵が何かを決める場にいれば
なんとなく因果関係があるように見えるw
そんなことは山程世間にはあるのであって
因果関係のないところに因果関係を見てしまうのは人間の脳の欠点だw

ハンナ・アーレントがナチスのユダヤ人虐殺について
アイヒマンを陳腐な存在とした
何処にでもいるサラリーマンだとした
世界はそれでは納得しない
大ブーイング大会が始まった
世界はアイヒマンは歴史上稀な悪人でなければならないし
普通の人が大虐殺を選択できるわけがないと考えた
悪人だからこそあんな行為ができたのだとそこに因果関係をみたかった
しかし 実際はアイヒマンはただの官僚で
アイヒマンだから虐殺があったわけではない
因果関係で虐殺とアイヒマンは限りなく無関係なのだ
彼がその場にいたのは偶然にすぎない
しかし 人間の脳はそんなことは認めない というか理解できないようにできている
ミクロとマクロという考え方や因果の否定は
熱力学や量子論以降にそういう考え方もあると知ってからの考え方だ
ごく最近まで人間はそんなことを考えるのは不道徳であり間違っている」とされてきた
アインシュタインですら神はサイコロを振らないと言ってきたのだ
まー勿論彼の場合は実際は随分複雑であるけれどもw
大衆が竹中平蔵やアイヒマンを悪人にしたい気持ちはわかる
だれだって自分の脳に必要外のふたんをかけたくはない
「オッカムの剃刀」という言葉がある
不明なことに対していくつかの仮説が出てきたらその中で一番シンプルな仮説がたいてい正解というものだ
まあ大体そんな感じだw
しかし人間の脳はオッカムの剃刀を使うと因果論を残すのであるw
これは我々の脳の進化の結果でありそう考えてしまう

我らは往々にして解決策をそこに求める
で それ以外の論理を憎むのであるw










1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年01月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   

最近の日記

もっと見る