むくり２

利休好み　茶器などで千利休がこのんで使ったデザインだ
利休が選んだことに　まず意味があり
我々はそれのどこがいいのか全然わからないｗ
でも　美意識を利休に投げる
一種のいわば実存主義である
投企するのだｗ
そしてその利休の茶道具を美しいものとして選び取るのである
その時の美意識とは利休のものである
しかしある意味我々自身の美意識である
利休が選び取り　その利休を我々が選び取っている
その美意識を受け入れるも拒絶するも自由だ
しかし　いつしかそれは一つの形を持ち形式となる
それは瞬間瞬間の動作であり　ありさまであり
音であり風である

作った人間の好みではなく
そこにあるある我儘ではなく美の押しつけでもない
尖ったところのない共同体に選ばれた美だ

多分その感覚はイギリスのアーツ・アンド・クラフツ運動そのものであり
日本で言えば柳宗悦の李朝であり　もっといえばワイマール憲法下のドイツのバウハウスだ
美意識とは思った以上に宗教的であり政治的だｗ

つづくｗ