宗教と伝染病について
伝染病は徐々に穏やかになる
その伝染病が現れたときはひどい有様でも
感染流行を何度か繰り返すうちに
徐々に致死性の低い病原菌やウイルスが優勢となり
以前の凶悪なものにとってかわる
これは 宿主が生きて活動を続けた場合の方が
伝染に有利であるからで
菌やウイルスに意志はないが
統計上の影響でそうなる場合が多い
伝染病が死亡率が高いままなのは
その原因となる菌やウイルスが突然変異を起こして
より症状の軽いものに変化する前に
人口的に強制力を持って押さえ込むからだ
まあ 人間が死亡率の高い伝染病をそのままにしておくわけもないがw
宗教も同じで
一般の人に対して危険性が高い宗教は
生まれた時がそうであっても
徐々に世俗化し
あまり危険性のないものに変化していく
これも統計上の問題で
オートマティックにそう変化していく
今日の世界宗教と言われるものはすべからくそうで
ある種の過激性を持った部分は削ぎ落とされ
原理的な中心教義に近いものが飼い慣らされて
穏やかなものになっている
狼が飼い慣らされて犬になるようなものだ
狼は絶滅危惧種であり 犬は人間社会に溢れている
ただ時々 偶然に先祖返りをすることがある
オウム然り キリスト教やイスラム教の原理主義然り
それを既存宗教は驚きをもって迎える
宗教が直接戦争の原因になることはなく
多くの場合 領地や富が原因であるものの
元が宗教とは政治であるがために
政治の目的である領地取得に利用される
時間をかけて放っておけば
いずれ穏やかな宗教に変化するものであるが
現代人はそれを待つことはできないし
目の前にある異教徒の振る舞いを許しておくことができない
伝染病と同じだ
我々になす術はない
■アフガニスタン、脱出の人で大渋滞 カブールの空港では威嚇発砲騒ぎ
(朝日新聞デジタル - 08月16日 11:51)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6630846
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