わざと実験的に恋に感染するということでもない限り
感染は偶然であり そこに原因はない
実験室レベルの防護服をきているかいないかで統計を取れば
確実にその因果関係はあるだろうが
そうでない場合は限りなく偶然であると言ってもいい
とは言っても 偶然という概念は
思った以上に難しい
人は目に入りやすい因果関係にとらわれてしまう
これを説得するのは至難の技で
ほぼ無理だろうと思われる
たとえ専門家であってもその辺りは同じで
どこかにわかりやすい因果関係を探してしまう
偶然とは限りない数の因果関係が存在して
その一つ一つを追うのが現実として不可能な状態を指す
基本底には世の中の出来事の多くは偶然であり
物事の原因究明を確実なところで追うのは不可能だ
しかし 例えばその地域で伝統的に塩分を摂り過ぎている状態があったなら
因果関係の選択肢は少なく
そこを改善すれば平均年齢が伸びるということはあるだろう
だが 実際にはそのような例は少なく
病気は多くの選択肢の結果であり その確たる原因は実際には不明だ
ウイルスの感染といった 一見わかりやすそうな疾病の場合も同じで
感染経路や そこに行き着くその人の生活は偶然であり
無数の選択肢によってそれが実現している
かなりの注意を払っていても
ある程度の可能性は持ったままだ
防備策を入念に凝らしたとしても
偶然性というものはそこに存在しつづけるので
そこに強い因果論を持ち込めば
間違った原因を拾い上げ
対策も方向がずれる
おれは一人で仕事をしているし
表で独り言を大声で話したりすることもないので
マスクなんかしないけどねw
■マスクつけても職場感染 消防署クラスター、なぜ起きた
(朝日新聞デジタル - 08月11日 09:55)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6190199
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