週末、四万温泉に行って来ました。
500年前の永禄6年にはじめて宿が開業したという、古い温泉。
群馬県の北部、私はなんとなく水上温泉の近くかと思っていたのですが
行ってみて雪がないのに驚きました。
水上温泉は雪に埋もれていたのに。
四万も空気は冷涼で、あちこちの屋根からツララが垂れ下がっている。
でもその辺りは、あまり雪は降らないのだそうです。
私が行った両日とも、細かい風花が舞っていましたが
それは、山の向こうの水上温泉からの雪が風に飛ばされて来るのですって。
老舗旅館「たむら」には温泉が7カ所。
殆ど貸し切り状態のお風呂もあったので、こんな写真も撮れました。
無色透明のお湯ですが、お風呂上りにクリームを塗らなくても肌がしっとり。
旅館の中にもありましたが、小さな町の中に、こんな飲泉所が。
胃弱、疲労回復などに効き、こちらの名物なのだそうです。
宿の説明によると、室町時代の昔から湯治のために多くの人が訪れたのだそうです。
江戸からここまで10日間かけて辿り着き、そしてゆっくりお湯に浸かり、飲泉を。
件の飲泉、熱くてちょっとしょっぱい、お出汁のような味でした。
ワンコの後ろに見えるのが、「千と千尋の神隠し」の湯屋の舞台になったと言われる積膳館本館。
台湾の九扮でも、同じように舞台になったとされる建物を見ましたが…
有名な作品になると、色々な場所がそう名乗り出るのかもしれませんね。
四万温泉「たむら」
http://www.shima-tamura.co.jp/
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