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2018年09月25日10:22

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愛についてw

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/20110707/276856/

長谷川眞里子先生
通称ハセマリ 生物学・人類学の先生
多作の学者ではないが
様々な分野を統合して人類を考えるべきであると強く主張する人だ
シュレーディンガーが望んだ 「完全でないと笑われたとしても各種理論を統合する人」に近い行動を実践している日本人の一人かと思う

文化人類学で問題解決のポイントは
「何を環境と見るか」だろう
人間は環境によって根本の部分から変化する
根本とは脳である
脳の変化がさらなる文化的環境の変化を生み出す

脳の変化とは思考の変化だと思われてきたが
最近の研究によって実際の物理的変化があるのだとわかってきた
それは哲学的にも根本からの改変を求めるような重大な発見であるが
まー 手に負える代物ではないのでほっとくw
つーか 誰の手にも負えないだろうw

愛とはなんだと問う場合
自己保存を求めるの生殖本能だと言ってのけるのは非常に簡単なことで
簡単すぎて疑問に答えているとは思えない
何も言ってないのと同じで 単なる還元主義だ

もちろん愛は男女の関係において生殖と関係している
だがどうだろう
多くの愛のケースでは
「生殖に繋がってもやむをえない」と生殖そのものはリスクの一つであるくらいに変化しているのも否定できない
「できちゃった婚」などという言葉がある
「できちゃった」とは本意ではないということであり失敗を意味する

結婚は今日では出産を祝福されるための必要条件であるとみなされている
それが結婚を取り巻く環境であり
そうではない出産は往々にして非難の対象ですらある
しかし 生殖とセックスが分離しつつある環境下において
生殖を求めない 生殖をリスクだと考えるセックスが増えれば(実数からすればこれが現実には大部分だ)おのずから結婚に対する重要な意味が失われる
と 同時に出産というリスクを回避するなら危険を冒してまでセックスはしないという結論にも行き着くだろう
日々平穏を願い
争うことなく 自分の趣味を謳歌しながら穏やかに生きていきたい
そう考えるなら セックスはリスクでしかない

闘争と生殖に対する欲望を制御する脳の部位は非常に近いところにある
脳の内部での距離の近さは その反応が親しい関係にある結果を生み出す
自然状態の環境下で生きるならその反応は有効に働いただろうが
社会環境が変化してしまった今
男が行う女性を巡っての争いも社会的制裁の対象になる
愛を求めて戦うということはもうない

歴史的に見れば
社会制度の揺籃期に結婚制度が生まれ
その制度が父系社会という環境下で変革された時
社会的な制裁を伴った婚姻関係の保護がなされるようになる
まー 言ってみれば
結婚前の戦いは法によって禁じられる代わりに
結婚後の男の独占的な女の支配を認めるというような関係管理だ
そしてその管理外に出れば法の暴力が行使されることになっている
妻という立場の「財産化」だ
面白いことに 民法上の不倫に対する慰謝料請求は
財産権の侵害と非常に近しいところにある
しかし 男が風俗に行ってセックスをしても
風俗業者や売春の当事者が妻の財産権を侵害したとはされない
男がその代価を支払っているからだが
社会通念という環境下においてはそれが疑問にさえならない
女性の側から見れば横暴極まりないこの通念は
イスラム法とそう大した差はないはずだが
近代以降 世界はそういう環境下にある

Youtubeやネットの書き込みで
不倫を叩いたりするものがどんどん増える傾向にあるが
あれは本来 セックスの前にとってしかるべきメスをめぐる暴力を
女性の商品化として再構築し 
事後にその暴力を行使するというねじれ現象の下に生まれた環境だ

そのような環境下では
やっぱり一人でいいよねというような話が会話の中で力を持つ
愛という感情はどんどんとリスクに置換されていきつつあると言えるだろう
しかし そんな発言は必ずしもルサンチマンではない
脳がそれを選択しているのだ

本来の自然環境を超えて増え続ける人類が
その人口増加の重要な要因である社会化の影響下に生き
そしてその社会化が生み出した環境の下に
生殖を拒否するようになる

おそらくは 日本の人口減少は線形に変化しない
非線形にある時期を境に断絶的に変化する
傍観するものがいたとすれば
壺の中のピーナツを握りしめたまま取り出せずに飢えていく猿を見るだろう
ピーナツには「安全な自分だけの女」と書いてあるw
死ねば?って思うよなw

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