mixiユーザー(id:28703480)

Javascript の設定が無効になっているため、一部の機能を利用できません。

詳細はヘルプをご覧ください。

2016年03月16日06:32

284 view

カム・シャイニング

横浜でC＊Lをやることになった

大好きな・・・恐らく日本で一番好きな街・・・元町にほど近いギャラリーだ。

元町・・・

ポンパドールのパン、フクゾーの服、ミハマの靴、キタムラのバッグ、チカザワレース、ダニエルズの家具、ユニオンスーパー・・・

いわゆるハマトラってやつだ

写真の世界では「諧調」のついた写真がいい写真と言われる。

いわゆるグラデーションというやつだ

例えばモノクロームの場合・・・黒から白に・・・なだらかに変化してゆく・・・
黒が潰れず白が飛ばない・・・

まあ、趣味の写真としてそういうのも撮るけど、いい道具で綺麗な写真を撮るのではアートに成らない。

予定調和になるからだ

僕の写真はジャンクを使って豆粒みたいなセンサーだからそれがない

よくキレがあるとか言われるけど、そういうカメラの良さを活かそうとすると、どうしてもそういう写真になる。

非常にパキッとしていると思う・・・

そういう写真が好きなんだ

何となくそれが「ィ横浜」と親和性があると思う・・・

例えば中華街から元町商店街を潜り、クラフトマン通りから坂を上り外人墓地に登る・・・
僅か数百メーターの間に景色は目まぐるしく変わる・・・

中国、グレート・ブリテン、ドイツ、フランドル、アメリカントラッド・・・勿論、日本の下町情緒もある。

そこには「諧調」はないのだがシームレスに違和感がなく繋がっている・・・

それが「ィ横浜」だと思う

例えば・・・ハマトラというものにはドイツクラフトマンの魂、フランスパン職人の魂、スコティッシュの伝統、アメリカン・プレップ、様々な精神が溶けている。

そう・・・「諧調」はないけど「格調」があるのだ

相対的な「格差」ではなく、格調を或いは伝統が醸す「品格」を尊重する・・そんなハマっこ気質が好きだ

ただアートと銘打つ限りは予定調和に終わらないエッジは必要。

タイトルは「仮置き」で・・・

"Un・take"

since2011

まあ、造語ではあるけどアンティークと逆説の「Un」＋「take」で何となく「受け入れ拒否」或いは「連れてゆけない」「得られない」なんてニュアンスをこめてみた。

新しいものを受け入れて・・・それらが「等しく」「愛しく」なってゆく・・・そんな街・・・

それに見合う作品を作ってゆきたい・・・・