mixiユーザー(id:28703480)

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2016年03月08日21:20

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レインボー・イン・マイ・ソウル

震災から５年である・・・

霧の朝だった・・・

仙台の街は工事現場だらけだ・・・

濡れたドレスのドレープのようだ。

仕事が終わり繁華街に出る・・・

駅ビルのポスターに思わず涙ぐんでしまった・・・

ただのお洒落コラージュのように見えるかもしれない・・・

そうではない。

これは仙台である・・・

ロケ地は即ち被災地なのだ。

砂浜のバレリーナ・・・

堤防と風船・・・

ミュージシャン・・・

それらは僕のずっと追い求めているイメージ・・・

日常と非日常の二律背反
異質なもの、それらのテクスチャーが同時に共存し共鳴する・・・

アートというのは作るものではない。

例えば被災地に廃屋ではただの風景写真である。
或いは壊滅的な破壊を受けた街並みに笑顔が戻ってくる・・・感動的ではあるがやはり予定調和の範疇である。

アート作品は確かに作るという行為を伴うが、
アートの本質とは、むしろ予定調和や既成概念を壊す事なのだ。

僕はずっと同じことをやっているんだけど・・・震災当初はラジカル過ぎた。

不謹慎と言われた事もある。

やっと時代が追い付いた・・・なんて事は言わないけど・・・

やっとこういう表現が受け入れられる素地が出来てきたのかなあ？

佐野元春さんはサムデイの中で「信じる心いつまでも」と歌っていて・・・
僕は信じる事から始めてる・・・

信じて裏切られ続けて最後に残るものと
疑い続けて失くし続けて最後に残るもの

それらは同じものかもしれない。

そしてセルフ・アンサーの「レインボー・イン・マイ・ソウル」でこう歌っている・・・

「失くしてしまう事は悲しい事じゃない」

輝き続けてるいつの日も・・・

レインボー・イン・マイ・ソウル・・・