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2024年05月02日20:35

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「フジ子・ヘミングー魂のピアニスト」「あきらめない」

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フジ子・ヘミング氏が亡くなられました。
日本が誇るピアニスト、謹んでお悔やみ申し上げます。
ナマの「ラ・カンパネラ」を聴かずに終わってしまったことが、ただ残念。
以前、この人の自伝的著書を読んで、肉親との壮絶な確執に驚きました。
これだけ親を恨んでいたらさぞ生き辛かったのではと勝手に思ったものですが、
この人はそれを良い方のエネルギーに持って行かれたのかしら?

「フジ子・ヘミングー魂のピアニスト」の感想
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1075957021&owner_id=547825

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ついでに、朝ドラ「寅の翼」で今朝、暴力で検察に自白強要された主人公の父親が、法廷に引き出されるシーンがありました。
丁度、冤罪で逮捕された村木厚子氏の「あきらめない」を読んだところでした。

52歳で厚生労働省の局長に就任された村木氏、どんなやり手のエリートかと思っていましたが、著者の言葉によると子供の頃は泣き虫で人見知り、思春期になっても対人恐怖症だったのだそうです。
高地に生まれ育ち、高知大学を卒業したものの、4年生大学卒女子への一般企業からの求職はゼロ、公務員になるしかないと国家公務員を受験、官庁訪問に出遅れた著者を拾ってくれたのが労働省だったと。

同省の同僚だった御夫君と、残業時間月200時間、女性職員はお茶汲みが当然という職場でとにかくがむしゃらに二人の娘を育て、ホッとした頃に降ってわいた郵便不正事件。
突然の逮捕、164日間の拘留。

「検察はストーリーを無理やり作ってそれに合わせた供述調書を取る」という言葉が本書の中にありましたが、まさにそんな厳しい取り調べが日々行われる。
しかし「やってないものはやってない」と否認を続け、遂に無罪を勝ち取る。
結局、大阪地検特捜部の前田恒彦元主任検事がデータを改ざんしていたことが発覚して逮捕され、検察は控訴を断念したと。
正義の味方だと思っていた検事がそんなことをするとは…

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