mixiユーザー(id:1940449)

2024年01月13日21:16

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霊魂観

なんかこーキンコンカンみたいなw
日本の霊魂観が独自であると言うお話

霊魂観とは何の話なのか
平たく言ってしまえば「人間は死んだらどうなるのか?」
まー 言ってみれば宗教の原点である
それぞれに宗教はあるが
まず その宗教をささえる大本の考え方だろう
仏教で言えば輪廻
キリスト教イスラム教でいえば神の国
みたいなw

ここで考えなければならないのが
仏教 一神教ともに
死んでも魂は魂として残り
生前の魂の状態のままあの世に行くということである
体は死んでも魂はそのまま保っている
マー」何を保っているのか知らないけどw

 で 我が国の霊魂観とは?

我が国のというかアニミズム共通であるかもしれない
生と死は連続的であり
しかし 魂の存在は消えてなくなる
なくなるか? いやなくならない
肉体を離れ魂は一定期間を経て
個性を失い 象徴化する
個性を失い一般化するのだ
これがいわゆる祖霊だ
祖霊は生前の欲望や記憶をまったく持っていない
その祖霊が故郷の山に帰って産土神となる
産土神とは一種の材料のようなものでり
この材料で次なる生命が生まれる
いわゆる「生命の巨木」信仰だ
大きな木の根本から吸い取られて様々な実となる
だから 魂は消えるけど消えないw
祖霊の魂はずっと循環し続ける

祖霊信仰とはそういった霊魂を共同体に押し留めてゆくことだ
祖霊にささげる御供え物は「やしない」という
「やしない」とは肥料だ
肥料を定期的にささげてよそに行かないようにする
記憶を持ったままの荒御魂が「やしない」を捧げられているうちに
和御魂となって祖霊になり 産土神になる
そうすればその土地や共同体は富む

大事なのは一般化すると同時に無個性な存在となるというところだ
どんなに精進して生きても 無個性な象徴となるしかない
豪華なあの世は絶対に用意されていない
そして その循環こそ子孫を食べて活かせる唯一の方法論なのだ

これが古来からの祖霊信仰であり この島に入ってきた宗教を作り変える大本の考え方だ

つづく
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