mixiユーザー(id:1940449)

2021年08月31日19:55

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臨死と時間

臨死体験という不思議
あるいは 死後の世界という人類共通のイメージ
これは一体なんだんだろうという疑問

人が人として記憶を持ち始めて以来
その記憶の最終点ではどうなるのか
誰もその経験は持ち合わせていない
だからこそ 様々な仮説が考えられる

今ならどのような仮説が成り立つのか?
今の科学ではどのような説明が可能なのか?

死は脳波の停止であり
脳はとは脳の中をめぐる電流だ
死とは端的にいえば脳内での電子の移動の停止だと言える
脳内での様々な情報処理は
基本的に今現在の時間の流れに対応したものとなっており
感覚器官から得た情報は その時間の流れに統一され
再構築されて情報となる

耳から入った音も
目から入った光学的な情報も
別々の感覚器官から入り処理されたものであるが
脳で再構築され タイミングを適宜修正され肉体的な感覚となる
それらは最終的に 時の流れと同調される

時の流れとはエントロピーの増える速度であり
この物理法則で存在するもの全てに存在するものであって
相対的ではあるが 必ず存在する

しかし 死を目前にして手足や臓器が活動を停止し
感覚器官も閉ざされてしまった状況では
脳内の電気信号のみが働いていることになる
もう 肉体的な時間の流れも関係ない
体の外部との時間の流れを統一する必要もなく
また統一もできない

肉体的な活動が終了しても
一定時間脳は活動する
そこで見る最後の夢は
実際のエントロピーの増大に影響されることもなく
ただ純粋に電気信号として永遠に近い時間を感じさせる
ただ 生きている我々からすれば
それは数秒であり
死は確実に訪れ 後には何も残らず死後に世界などない

死ぬ本人には永遠に感じられる世界も
生きているものからすれば一瞬であり
魂も 霊魂も一切ない
だが 死者には
その一瞬が永遠となる

かどうかわからないw
でも
生きてるうちに 生きてて良かったと思える話を一つくらい経験しておいた方がいい
もしかしたら 数秒の永遠の中で
繰り返しそれを見せられるかもしれないw
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