人口について
都会では自殺する若者が増えている
本当に増えているかどうかは知らない
でもそう言われると もっともな気がする
都市墓場説というのがある
歴史人口学の先生が唱えた説だ
都市の近郊の村では
余った人間を都市に送り込む
都市は勤労年齢の若者が不足しているのでそれを受け取る
都市は疫病もあり人が死ぬ
都市は結婚年齢が高い
出生率はおのずと下がる
そこに どんどんと若い労働力が集まる
集まる人数が死ぬ数より多ければ人口は増える
これは都市墓場説
又の名を都市蟻地獄説と言う
なんとも恐ろしい名前だw
今の東京や大阪の話ではない
江戸期の話だ
近世から
17〜18世紀から
日本のみならず 世界中の発達した都市で繰り返されてきたことで
少子化の問題は
今に始まった事ではない
今は2.1とか2.2の子供が1家族に居ればなんとか人口は保てるが
江戸期の人口を維持するにはおよそ4人が必要で
人間の場合その数字は10代で結婚しなければ難しい
人口の問題は 文化的側面というより
生物学的な側面の方が大きく
その数値は化学的な分子結合と似ている
外部環境がよければその数は増え
限界まで増えたところで減少し
適当なところで平衡化する
先行する先進国の中で減少が始まり
少子化が問題となる
しかし どこかの時点で平衡化し
そこに落ち着く
世の少子化対策は そのほとんどが無駄であり
気分的なものに過ぎない
我々の社会で
高校生の女の子にバンバン子供を産めと言えるか?w
しかし その歳から産まなければ
人口は上昇に転じない
すなわち 平衡化を待って
それにふさわしい社会を作り上げるしかない
ようは 少子化は
女性の権利とか 可処分所得とか 正規不正規とかとは関係がない
ごく自然なサイクルのひとつだ
人間は自分の意思というものでこの世が回っていると思いがちだ
だから 議論してもしょうがないことを議論する
なるようにしかならんのだw
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